なでなで
今はファミレスでお勉強会。
今はお茶子に教えてる。
瀬呂くんもたまに聞いてくる。
爆豪くんは切島くんに教えてる。
上鳴くんは
って固まって、
というやり取りをして、最後は爆豪くんに教わる。の繰り返し。
……話しかけるチャンスがないなあ… 。
あ、でも。 と考える。
でも。
いざ話しかけようとしても勇気が出ない。
教室より近いのに。
ほんの少しの距離なのに。
上鳴くんが顔を上げてこちらを見る。
なにやってんの!!!?
折角話しかけられる雰囲気出来たのに、逸らしてしまった。
誤魔化す事しかできない…
まだだ、まだ話しかけるのを諦めちゃだめだ……
か〜〜!!!
ゴニョッとして、ちゃんと言えなかった…
これじゃ上鳴くんを無視して瀬呂くんだけに聞いたようになっちゃう… !!
なんかすごい勢いで返してしまった気がするけど、
ちゃんと話せた…!!←話せてはない
お茶子と二人で4人分のコーラと、カルピス2杯をついで戻る。
コトッ
瀬呂くんに渡して、上鳴くんの前にも置く。
また塩!!
……でも前よりマシになった気がする…
上鳴くんがガッツポーズしている。
…そんなにコーラ好きなのかな。
上鳴くんと話せたし!!((
今日は良い1日だった!!!
上鳴side
ぼ〜っとあなたの姿を見ていると、後ろから急に人が現れる。
誰だコイツ…と思った瞬間、見覚えのある顔だということに気づく。
その人物はあなたに近づいていき、話しかけた。
なんて言ってるんだ?分かんねぇ。
この人、去年の雄英体育祭で見た気がする。
そうだ、この人は雄英スリートップの…
でもこの人は、苗字は"郡"じゃないはずだ。
だから彼女の兄ではないはず。
じゃあコイツ…いや先輩は………
あなたの何だ…???
もしかして彼氏……とかなのだろうか。
結局その日、あなたにその人については聞けず、モヤモヤしたまま週末を迎えた。


















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。