第2話

第2話
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2020/05/22 00:42 更新
三神信也
三神信也
あっ…。
俺が見上げたその先にいた人はとても























綺麗だった。
綺麗な女性
綺麗な女性
………
彼女は丘の上から俺を見つめている。その時ふわっと風が吹いた。
俺の近くで生えていたひまわりは風でそよがれている。
そして…彼女の綺麗な黒髪がふわっと風に舞う。
彼女は白のワンピースに身を包んでいた。僕を見つめるその目は純粋で真っ直ぐな目をしていた。
彼女の手はか細く、足はカモシカのように白く清らかに感じた。そんな彼女のことを俺は…
三神信也
三神信也
綺麗だ…。
綺麗なんて甘い言葉だけでは語ることはできないとまで感じた。
いや、違う。「綺麗」という言葉が合わないんだ。彼女にはこの世の女性には持っていないなにかを感じた。
彼女はハットを持った僕を見ると眩しいくらいの笑顔で
綺麗な女性
綺麗な女性
ありがとう!取ってくれたんだ!
とにこやかに笑った。彼女の笑顔はまるでビーチに咲くハイビスカスのようだ。
俺は思わず見惚れてしまい、ため息をしてしまうほどだ。
彼女は笑顔で俺の方へ駆けてくる。
サンダルを履いているのに俺の方へ急いで走ってくる。俺のところについたときには
綺麗な女性
綺麗な女性
はぁ…はぁ…
疲れてしまっていた。無理もない。カンカンと照りつける太陽。それに走りづらいサンダル。
三神信也
三神信也
(俺が…行けばよかったのかな…?)
俺は悪いことをしてしまったという表情をしていると
綺麗な女性
綺麗な女性
…気にしなくて…大丈夫だよ!
彼女は息を整えながら俺を見つめる。彼女の顔からスーッと一筋の汗が流れる。
その時の彼女でさえも見惚れてしまいそうだった。
綺麗な女性
綺麗な女性
あれ…?その服…。
彼女は俺のバスケのユニフォームを見ている。
綺麗な女性
綺麗な女性
もしかして山波学園のバスケ部…?
三神信也
三神信也
あ。はい。そうです。
なぜ、知っているのだろう…?俺は首を傾げていると
綺麗な女性
綺麗な女性
私も山波学園に通ってるんだ!同じだね!
彼女は俺を見つめて微笑む。太陽より眩しい笑顔に俺は思わず、目線を背けてしまう。
綺麗な女性
綺麗な女性
バスケ部大変だと聞いたことがあるよ…。体に気をつけて頑張ってね!
三神信也
三神信也
あ…。ありがとう…ございます!
一拍遅れて返事をしてしまった。すると
綺麗な女性
綺麗な女性
大丈夫?あ。そっか。暑い中話すのも大変だよね!疲れてるし…!
三神信也
三神信也
いや!大丈夫です!
見惚れていたなんて、あったばかりの人に言えるはずがない。
綺麗な女性
綺麗な女性
帽子取ってくれてありがとうね!
彼女は俺から帽子を受け取るとそう言った。
綺麗な女性
綺麗な女性
それじゃあ!学園で会えるといいね!
彼女は一気に丘を駆け上る。彼女のワンピースはひらひらと風に舞う。
俺はその姿を永遠に見ていたい。…ずっと心の中で留めておきたい。……君だけを見つめていたい。そう思えた。
彼女は丘の上で立ち止まると
綺麗な女性
綺麗な女性
部活頑張れ!!
と俺に向かって大声で叫び、ニコッと笑うと丘の向こうへと去って行った。
俺は彼女と出会った時間が短く思えた。……もっとずっと話していたかった。……ずっと…ずっと。
三神信也
三神信也
……あれ?
俺は胸に異変を感じた。胸…いやそれよりも奥深くまで。うずうずと疼いている。
彼女と会うまでこんなことなかった。初めてのことだった。最初はなんのことだかわからなかった。































でもすぐにわかった。



















これが恋だと。



























その時。ふわっと風が舞う。夏風の香り…。だが、俺には甘酸っぱい風だと感じた。

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