第18話

Ⅱ Ⅰ
6
2026/04/10 13:00 更新
月宮 瑠璃
瑠璃ママ
あんたなんか、産まなければよかった。


毎日毎日、殴られて、蹴られて、痣が出来て、消えてもまた出来て、そんな繰り返しだった。

月宮 瑠璃
なんで、リコンして、こんな事になっちゃったんだろう。


お父さんが居た時は、優しかった。
だけど、るりが4年生の時に、他に好きな人が出来たって言われて、大阪から東京の田舎に引っ越した。

月宮 瑠璃
学校、行きたいなぁ…
大阪弁も、気を付けて話さないと。


お母さんに、「仕事をして来い食べ物でも盗んで来い」と言われれば、言われた通りにする。
お母さんに、殴られても、蹴られても、暴言を言われても、何をされても黙って、弱く、限界なフリをした。
そうしないと、痣が増えるから。

瑠璃ママ
クズ〜?w、
さっさと仕事窃盗でもしてきてくんない?
月宮 瑠璃
はい、


「クズ」なんて、言われ慣れた。
過去に戻れる事が出来ても、きっと、戻らない。

月宮 瑠璃
だって、過去には、救いようが無いんだから。


お母さんに聞こえないように言って、明るい外に出た。

月宮 瑠璃
るりには、明るすぎる。
こんな世界なんて…


ボサボサの髪、生地の薄いパーカー、肌が透けて見える長ズボン、体の大きさにはピッタリだけど薄汚いリュック。
そんなるりには、外なんて眩しい。
そんな中、汚い事を今からする。

月宮 瑠璃
今日は、何を…


確か、「カップラーメンは飽きた」って言ってたっけ。
ならレトルトのカレーでいっか。



いつも通り、おばあちゃんが営業しているお店に入って、いつも通り、寝ている隙にリュックに入れる。

モブ1
ん、…


起きそうと感じ取ってすぐに物陰に隠れると予想は当たっていた

モブ1
最近、代金と品の数が合わないのよねぇ。


おばあちゃんは、そう言われて内心動揺していたが、また眠り始めた

月宮 瑠璃
るりには、こんな事しかできないから。
おばあちゃん、ごめんね。


そう言って店を出た

月宮 瑠璃
るりの分は、バレないように食べないと…また増えちゃう。


前に、こっそり食べているのが見付かった時、口の中に手を入れてきて吐かせられた。
その後にお腹を数回殴られた。

月宮 瑠璃
田舎だから、誰にも助けて貰えない…
瑠璃ママ
クズ?
どんだけ遅いわけ?さっさと準備でもしてくんない?
月宮 瑠璃
はい。


お父さんがいた時は、優しかったなぁ。
お父さんがいた時は、もっと綺麗だったなぁ。
お父さんが居なくなったら、変わっちゃったなぁ。
そんな事を思いつつ、準備をした
月宮 瑠璃
できました。
瑠璃ママ
ほんっと遅いわね?笑
後で躾直さなくちゃ笑
月宮 瑠璃
すみま、せん。今度からは、今度からは!
もっと…、早くします。


痛いのは、嫌い。
だから精一杯気持ちを伝えるしかない。

瑠璃ママ
さっさと消えてくんない?
クズの汚い面見てるとカレーも不味くなるんですけど〜笑
月宮 瑠璃
はい…、わかりました。

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