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第15話

番外編 添い寝
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2026/04/03 09:38 更新
リノさんの家で、リノさんの作る美味しいご飯を食べて、リノさんと一緒に眠る。

そんな幸せな日が来るなんて、お付き合いする前は想像もしてなかった。

スンミン
……リノさん、まだ起きてる?


ベッドの中、暗闇に目を慣らしながら小さく声をかけると、すぐ隣でもぞもぞと布団が動く。


リノさんは声を出さない代わりに、そっと僕の腕を掴む。


その仕草だけで、“起きてるよ”って分かるのが、もう当たり前みたいになってる。

スンミン
こっち来て



リノさんは一度止まってから、ゆっくりと距離を詰めてくる。
その一瞬の遠慮すら、愛おしい。


スンミン
……もっと近くにきて


そう呟きながら、僕はリノさんの腰に腕を回して引き寄せた。

ぴたり、とくっつく体温
リノさんはちゃんとあたたかくて生きてるって分かる温度。

リノさんの指が僕のパジャマの裾をきゅっと掴む。


……ああ、もう無理

スンミン
リノさん可愛すぎる


思ったままが口から漏れて、リノさんの肩がびくっと揺れた。
暗くても分かる。絶対照れてる。


スンミン
ほんと好き


そう言って、僕はリノさんの額に軽くキスを落とした。
一瞬、時間が止まったみたいになる。

リノさんの呼吸が止まって、それからゆっくり戻るのが分かる。

スンミン
…嫌じゃないよね?


確認するように囁くと、リノさんはこくんと頷く。
そのあと、ぎこちなく僕の服を引っ張る。

“もっと”って言ってるみたいに。

スンミン
分かってやってるでしょ


今度は頬に、次はこめかみに、少しずつ距離を詰めるみたいにキスを重ねる。

リノさんは逃げず、むしろ少しだけ顔を寄せてくる。

スンミン
リノさん?


名前を呼ぶと、唇に柔らかい感触があった。

胸がぎゅっと締め付けられる。

好きって言葉じゃ足りないくらい、大事だと思った。

スンミン
……大切にするからね


思わず零れたその言葉に、リノさんは僕の胸に顔を埋めてきた。


スンミン
そんなのされたら、離せないんだけど


ぎゅっと抱きしめると、同じくらいの力で抱き返してくる。

声がなくても、全部伝わる。

心臓の音も、体温も、触れ方も

全部が“ここにいていい”って言ってくる。

スンミン
あったかい


そう呟くと、小さく肩を揺らして笑った気がした。

そのまま僕の胸元に顔を押し付けて、離れようとしない。

……かわいすぎて、どうしよう



スンミン
今日このまま寝るから


返事の代わりに、ぎゅっと腕に力がこもる。
もう、それだけで十分だった。


暗闇の中、リノさんの髪に顔を埋めながら目を閉じる


こんなに満たされる夜があるなんて知らなかった


僕はリノさんを抱きしめたまま眠りについた






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