第2話

# 「 普通 」の日
315
2026/02/15 05:27 更新



🔳くん
🔳くん
 おい、神代!! 



   大きな声がする。



   自称スター、他称変人。



   🔳🔳🔳だ。





 .
 .
 朝から元気だね 
🔳くん
🔳くん
 今日の一時間目、なんと持久s 
 .
 .
 あーはいはい、持久走ね 



   前の授業で、先生が言ってたじゃないか。



   次は持久走だから、タオルと水筒多めに持って来いって。



   つくづく人の話を聞かないんだからな、このナルシストめ。



🔳くん
🔳くん
 なッ…なんで知ってんだ!? 
 体育委員に聞いてきたのに…!! 
 .
 .
 馬鹿だね、前の授業で 
 言ってたじゃんか
🔳くん
🔳くん
 ぐぬ… 
🔳くん
🔳くん
 ま、まあそんなこと 
 関係ない!! 
 一時間目、 
 絶対勝つ!! 



   ちょっとでもこいつの不調を疑った僕が



   バカだったみたいだ。



   あー、🔳くんは喋りながら走るし、


   おまけに僕についてきて煽ってくるから、



   僕が目立っちゃうんだよな。


 .
 .
 …あっそ。 
 じゃあ僕 
 先にいくね 
🔳くん
🔳くん
 はぁ!?待て 
 オレも行く!!! 
 .
 .
 …はいはい。 
 わかったから 
 もっと静かに 
 してよね 
🔳くん
🔳くん
 何、オレがいつも 
 煩いような 
 言い方をするな! 
 .
 .
 ……引 
🔳くん
🔳くん
 はっ、はぁぁぁぁぁ!? 
 け、喧嘩売ってるのか!? 
 .
 .
 うるっさ… 






   うるさいが過ぎる。



   やっぱりこういうところが嫌いなんだ。




 .
 .
 そういうとこだよ 
🔳くん
🔳くん
 なっ…そういうとこって 
 どういうこt 
 …んむぐっ 
🔳くん
🔳くん
 はみほんふなにをする!! 
 .
 .
 君と一緒にいる僕も 
 同類に見られるから 
 黙ってて 




   朱に交われば赤くなる っていうし、



   🔳と交われば変人になるわけだ。



   ってか、多分みんなもう思い込んでる。


🔳くん
🔳くん
 むぐんっ…ああえーんむ、はなせー!!! 



   ぎゃあぎゃあと叫ぶ🔳くんの口をふさいで、




   体操服に着替える教室へ引きずった。






   あー…



   この体力バカの勝負を受けたのが



   間違いだった!!!!!!




 .
 .
 ッは、っはー、 
 .
 .
 この体力バカ、め、 
🔳くん
🔳くん
 ふっ!!!今日は大人しく 
 負けを認めろー!!! 
 .
 .
 そのドヤ顔、 
 腹立つ…ッ




   見事僕との勝負に勝利した🔳くんは、



   眉を下にして、


   疲れ果ててへたり込んだ僕を
   

   煽るような顔で僕を見ていた。



 .
 .
 ッ、次のバスケはッ、 
 勝つ…ッ!!! 
🔳くん
🔳くん
 ば、バスケって、 
 身長で勝つつもりか!? 
 ズルいぞ!? 
 .
 .
 知るか、今度は 
 僕が勝つッ、もん!! 





   暑い。


   晴れ渡った、絵具で塗ったような青い空のもと、





   次の勝負の約束を交わして、



   ふたりで運動場に突っ伏した。











   _そうだ。今見ている空も、




   あの時見た、同じ空だ。





   そう、同じ空なのに、












   違うのは、君がいないことだけなのに。










   ↬ 次回  # 光り惹かれ




     〆







さくしゃ
さくしゃ
 あっどうも作者です 
さくしゃ
さくしゃ
 これ結構書き方とか 
 拘ってるんですよ
さくしゃ
さくしゃ
 ぜひぜひ 
 ご愛読ください 

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