目が覚めると、すでにみんなは寝ていた。時間を確認すると夜中の1時。寝てからそんなに時間は経っていなかった。
そんな独り言を言いながら、私は適当にスマホをいじっていた。すると、つんつんと腕を突かれた。振り向くと、そこにはちぐ先輩がいた。
そう言い、ちぐ先輩は私の唇に人差し指をそっと当て、ニコッと笑う。みんながいるのに、2人きりのようで少し恥ずかしい。
ちぐ先輩は小さい声でそう言い、小悪魔のような笑みを浮かべる。
今は外に夜の散歩をしている。外には夜中でありながら初詣でをする人もたた見かける。
そう言い、ちぐ先輩は私の腕を引っ張り走り出した。
近くの神社に着くとそこそこの人がいて、お参りは並ばないと出来なそうだった。
並んでいはいるものの、無言の時間が続く。すると、ちぐ先輩が私に話しかてきた。
そう言いニコッと笑うちぐ先輩。今年初めてみた笑顔。私がちぐ先輩の今年初めの笑顔を見れた気がして、嬉しかった。
私たちの番が来て、お参りをする。一通り終わると私たちは邪魔にならないように出てった。
ちぐ先輩の手をぎゅっと握り、ゆっくりとお話をしながら家に帰る。その時間が、私はとてもあっという間に感じた。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。