第4話

#2 魔物
12
2026/02/17 10:00 更新
リム side
 レムが街に出かけてから何時間か経った。
 見送る時は寝ぼけていたけど、もうしっかり起きている。そして今は庭で育てている植物の手入れをしている。私はこの時間が大好きだ。
 
リム
これ……もうちょい売りに出してもよかったかな
 
 私はぽつりと呟いた。目線の先には、ブルーベリーが鈴なりに実をつけている。ブルーベリーは何年かに1回、めちゃくちゃなる時期がある。その時期が今シーズンなのだ。
 
リム
まあいっか……食べればいいし
 
 他にもめちゃくちゃ希少な果実の木とか、蜜を研究中の花とかの手入れを慎重に行っていく。
 手入れは全部順調に進んでいき、最後の花の水やりをしようとした。その時だ。
 
リム
っ!きちゃったか……
 
 禍々しい魔力のオーラを感じる。魔物が出た証だ。
 でも感じる魔力量がそんなに多くないから弱めだろう。
 
リム
今日はやりたいことがたくさんあるから
リム
さっさと終わらせよう……
 
 魔力の流れや量、質などから魔物の居場所を特定する。
……うわあ、けっこう遠めだなぁ。
 まぁ……
 
リム
〈無︰ほうき
 
 飛べばいい話なんだけどね!
さあ、魔物を倒しに行くとしますか!
 箒を飛ばして数十分。ようやく着いた……
 魔物は……いるね、20体ってとこか
 バレてないみたいだし、このまま終わらせちゃおう。
 
リム
いかづち︰雷乱〉
 
 私がそう唱えると、雷鳴とともに雷が駆け巡る。この魔法は広範囲攻撃に向いているからよく使う。お気に入りだ。
 倒し残しは……よし、いないね。
 さて、帰りますか。
 その後私は、帰ってる途中にまたまた出没した魔物を狩ってから家に帰った。こんなことも珍しくはない。
 
 
レム
リム姉〜!ただいま!!!
リム
レム!おかえり〜!ご飯食べちゃお!
レム
うん!
 
 毎日魔物を倒して、2週間に1回街に行って、たまにレムと特訓したり、森を散歩したりする。これが私たちの日常だ。
 
レム
──それでね、そのお客さんがたくさん買ってくれたの!
リム
へえ!良かったね、気に入ってもらえて
 
 こんな日常が、ずっと続いてほしいな。




 いや、それじゃあだめか……。
 
☆今回出てきた魔法
・〈ほうき
→自由に飛べる箒を召喚する。
 特定の風魔法を使うことでスピードをあげられる。
・〈いかづち雷乱らいらん
→雷が四方に広がり、敵を攻撃する。
 広範囲に攻撃できるが仲間に当たらないよう注意が必要。
ina♪
やっと魔法が出ましたね!
ina♪
上は読み方と魔法の説明です
ina♪
初登場の魔法のみ、説明していきます!
ina♪
それでは〜

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