第5話

#3 不可解
5
2026/02/22 10:00 更新
リム side
 その日の深夜。
 私はちょっと考えごとをしていた。
 手元には1冊の本がある。
 
リム
架空の存在……ね
 
 私は、もう1度その本に目を移す。
 その本は、少し小さめの子供向けの本だった。
 まほうつかいは みぃんなこわくてね
 なにもわるくないひとを まほうでおそっちゃうの
 だからね、まちのえらいひとが きょうりょくして
 まほうつかいを ものがたりに とじこめたんだ
 だからね、もう まほうつかいは ここにはいないの
 ものがたりの なかで、ずっととじこめられているんだ
 この内容を要約すると、魔法使いは悪者だから、国の役人に物語に閉じ込められた、ということになる。……なんか、あまり子供が読むような内容ではない気がする。あとファンタジーすぎ。
 
リム
誰がこんなことを……
 
 でも、もちろん私たち・・・は無差別に人を襲ったことなんて1回もないし、ちゃんとここにいる。物語に閉じ込められてなんかいない。
 つまり──この物語の内容は全部嘘だ。
 他にも不可解な点は結構ある。それは──

 私もレムも、何でこうなったのかが全くわからない、ということだ。

 
レム.
リム姉〜!あそぼ!
リム.
いいよ!なにであそぶ?
レム.
かくれんぼ!リム姉がおにね!
リム.
え〜、やだ!私もかくれたい!
レム.
でもわたしもかくれたいの!
リム.
じゃあさ、しようにんさんにおにやってもらおうよ!
リム.
しようにんさーん!
使用人
はい、どうしましたかリム様?
リム.
おにごっこのおにやって!
使用人
承知しました。では3分ほど数えますね。
レム.
わー!にげろにげろー!
 
 実は、私たちはこの国の姫……王の娘だった。
 城は迷うほど広く、毎日食事も豪華。
 レムがいたこともあって、毎日はけっこう楽しかった。
 庭以外、外に出るのを禁じられてたのは嫌だったけど。
 
 でも、転機は急に訪れた。
 
 数年経ったとある日の朝、私たちはこの家のベッドで目を覚ました。本当に突然だった。昨日まではなんの変哲もなかった。いつも通り、城のベッドで眠りについたはずだった。
 
リム.
っえ……?
リム.
れ、レム!レム!起きて!
レム.
んん……リム姉、おはよぉ……
リム.
おはようだけど!ほら、窓!窓見て!
レム.
え……?お城じゃない……
レム.
どういうこと?
リム.
私もわかんないよ。今起きたばっかりだし……
 
 それから少し探索すると、ここは強い魔物が多くいることで有名なマトモラシアの森だということがわかった。
 そこで私たちは、手がかりを求めて街へ向かおうとした。
 すると──
 
レム.
リム姉、これ降ってきた……
 
 ──謎の手紙を見つけた。
ina♪
急に過去編が……
ina♪
そしてさらっと衝撃の事実……
ina♪
……
ina♪
てへっ☆((((((

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