布団の中で、幸せそうに眠っている。
一人の少女がいた。
名は 雛桃あなた。
その苗字雛桃(スモモ)から、友達からはピーちゃんとか(雛=鳥)、ももちゃんとか、普通にあなたとか。
呼ばれてるらしいです。
現在高校1年生の春。
入学したばっかりの新品ちゃんです。笑
家は最近建ったばかりのアパートに、憧れの一人暮らし。って言っても…実家は目の前なんですけどね笑
そして、実はそのアパートには7個しか部屋がなく、残りの6部屋はあなたの幼なじみが全て仕切ってます。笑
ちなみに、その家主はあなたの父。
母はしばらく母の実家の叔母の世話で帰ってきません。
落ち着いたらまた戻ってくるって言ってから約3年。
この通り全然帰ってこないんです。
いつも母の夢ばかり見てしまう。
早く会いたいな。
ピンポーン。
寝ぼけたまま時計を見る。
寝ぼけて時計を読み間違えてた…笑
でも、急がないとだよね笑
あなたはそのまま飛び起きると、顔を洗い、パジャマ姿で玄関を開ける。
ドアを開けるとそこには私の部屋の下に住む紫耀が制服姿で立っていた。
そして、紫耀は部屋に入ると辺りを見渡す。
私は急いで着替えると、髪を縛り、朝ごはんを作る。
そして、紫耀とご飯を済ませ、家を出た。
鍵を閉めてる時、私の左の部屋から廉がでてきて、右の部屋から勇太…通称じんが出てきた。
その、じんの部屋の隣が玄樹の部屋〜!笑
そして、ちょうど真下の部屋が紫耀でその左が優太、紫耀の部屋の右が海人ってなってます。
なんかややこしくてごめんね。笑
ちなみに、海人の部屋の右の部屋は管理人の部屋となってます笑
廉はだいたい朝は機嫌悪くてあまり喋りかけると怒られます笑
すると、玄樹も部屋から出てきた。
これ、毎朝やってます。笑
こうしてぎゅってしてる玄樹が余計に可愛くて止められないんですわ…笑
階段を使って下に降りると、優太と海人が待ってました。
これがいつもの朝の登校。
こうして友達としている時が1番幸せだって思えるんだ。
この6人に出会ったのは保育園時代。
まだ、男も女もわかんなかった私はとりあえず、友達が欲しくて、みんなと仲良くなりたくて、たくさんの人に話しかけた。
でも、誰からも相手にはされなくて、毎日1人が続いた。
そんなある日。
最初に話しかけてくれたのが優太だった。
そりゃ女の子の友達が欲しかったけど
そんなのどーでもよくなって、そこから私は
優太と仲良くなっていったんだ。
そしてどんどん輪が広がり、今の6人と仲良くなったんだ。笑
まぁ、詳しくはまた今度…笑
ちょうどみんな同じクラス。
という訳にもいかず、
紫耀と勇太が1組。
私と玄樹と海人が2組。
廉と優太が3組。
と、3クラスもバラバラに…笑
下駄箱でいつもお別れです笑
こうしてそれぞれの教室へ行き、授業が始まるのです。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!