4日目
戦車を手に入れた僕らは、なうそれで移動中である。
てかなんでこの相棒は戦車を運転できたんだ……
……そうは言われてもなぁ。なんでかは分からないけど、ここに来るまでのこと、あんまり覚えてないんだよねぇ。
……なんでだろう。珍しくこいつが寂しそうに見える。
よく分かんないけど、いつも通りそうだし、いっか。
僕の相棒、たまによく分からんところあるなぁ。
どうやら僕達は、西条の最東端の市、深緋市に到着したらしい。
ここに美しい都市があったはず。
なのに、今はボロボロになった街しかない。
僕の目に映る深緋市は、そこら中に瓦礫が散らばっていて、美しさが失われてしまっていた。
すごく、もったいないと思った。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。