⚠︎
・微嘔吐らしき表現あり
( 吐いてはないです 。少しうってなる程度です 。)
・流血
( 直接的な表現はありません 。)
何が起こったのか分からなかった 。
気付いた頃には ___
_____ 背後で人が崩れ落ちる瞬間だった 。
どさっと無機質な音が響く 。
そして同時に赤く彩られていく 。
床 , 靴 , スーツ , そして私の頬 。
無論 。
先程まで私もコレを作っていた 。
そんな事実に今更気づく 。
コレはゲームじゃ無い 。
コレは小説じゃ無い 。
コレは現実だ 。
喉に何かが詰まった感覚がする 。
吐き出そうとしても出るのは空気のみ 。
駄目だ力が入らない 。
服が汚れる事も厭わずその場に座り込んだ 。
ドイツさんは少し困り眉で 。
ドイツさんは何かを言いかけて目を逸らした 。
「 Ciao ~~~ !!!! 」
イタリアさんが心配そうに此方を見下ろしてくる 。
イタリアさんの横に無言で
着いてきていた北朝鮮さん 。
私の姿を見るなり舌打ちして話しかけてきた 。
近寄っていったイタリアさんから距離を取り ,
小さな溜息をついて彼は再度こう言った 。
足が震える 。
膝が笑っている 。
怖い , 何でこんな思いをしなきゃならないんだ 。
『 どうせお前らぼっちでしょ 』
『 何のことか分かんないある !! 』
………… 舐められてたまるか 。
重心がズレる 。
身体が斜度を持ち始める 。
知ってる 。体力の限界だ 。
もうとっくにすぎてる 。
もうとっくにエネルギーは空っぽだ 。
刹那の間に ,
すでに外に出たアメリカさん達と
目の前で焦るドイツさんとイタリアさんを捉えた 。
左足を前に大きく踏み出し ,
倒れそうな体制から何とか起き上がる 。
私達に背中を向けた彼の姿が
どんどんの遠ざかっていく 。
建物から数m程離れた時 ,
イタリアさんが屈託のない笑顔で
元気よく話しかけてきた 。
… 正直なところ , もう話す気力はない 。
ドイツさんに寄りかかって歩くのに精一杯だ 。
でも , 彼らの会話は心地が良い 。
転生前には戻りたいし ,
この世界は危険しかないけれど ,
ここも悪くはないんだよな 。
そう心象に浸っているとどこからともなく
どデカい爆発音が先の建物から聞こえてきた 。
あと多分北朝鮮さんの声も 。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。