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第14話

第十三話
124
2022/09/10 14:36
夏油傑
夏油傑
あなたの下の名前、ちょっと待って。
あなたの下の名前もさ、こっちに来ない?
(なまえ)
あなた
傑……
五条悟
五条悟
は?何言ってんだよ、行くわけないだろが
なんでこいつが答えんだよ……
夏油傑
夏油傑
悟、君には聞いてない。私はあなたの下の名前に聞いてるんだ
五条悟
五条悟
おい、あっちにいくとか言わないよな…
(なまえ)
あなた
……あのね、傑。私も多分同じこと思ってる
きっと硝子に相談したのと同じ内容なんじゃないかな……分かるよ…分かる。
五条悟
五条悟
……は?
夏油傑
夏油傑
なら…
(なまえ)
あなた
だけど、でもね。私は呪術師になんでなりたかったのかを考えた。陰で誰かのために、一般人には見えないものと戦うのは確かに嫌になるときもある。
でもさ、そんなの最初っからわかってたでしょ?
確かに理子ちゃんとか色々あって、私達は知らない自分の思いとかもあると思うけどさ……
傑の術式について興味を持って調べたことがある。
そしたらさ、祓った呪霊を飲み込むんでしょ?
どんな気分なの?
…私には想像できないよ……
つらかったのかな…頼ってよ……もっと

なんて思っても傑のことだから無理しそうだけどね
夏油傑
夏油傑
……
(なまえ)
あなた
はっきり言うね、私は傑が呪術師に向いている性格だとは思えない。
優しすぎるんだよ、傑は。誰よりも。だから呪術師のための世界を作ろうと思ったんでしょ?
夏油傑
夏油傑
私は、そんな優しいと言われるような人間じゃない。

違う。傑は優しいんだよ。優しすぎるんだよ、バカ
(なまえ)
あなた
違うよ、何年一緒にいたと思ってんの。馬鹿にしないで
傑は誰よりも優しい。でも、その優しさが呪術師としての優しさじゃなくなるんだったら……
私たちは敵同士になる。
夏油傑
夏油傑
うん、それは承知の上だからね
(なまえ)
あなた
そ、じゃあなおさら、傑の仲間なんかにはならない。
今日から…いや正確に言えば傑が罪を犯した日から……わたしたちの関係は親友から敵に変わった
(なまえ)
あなた
もう終わった?じゃあ後は若いお二人で〜
これで会えなくなるんだ。いつもみたいに。
些細なことで笑い合ったり。
些細なことで怒ったり。
些細なことで悲しんだり。
私は違うけどさ、さしす組なのに1人抜けたらさし組になっちゃうじゃん。
もっと、一緒にいたかったな……ていうか、ずっとみんなで笑ってたかった。
ただでさえ死というものに近い職業のなかで、みんなで過ごす時間が平和で、嫌なことを忘れられるような時間だった。
(なまえ)
あなた
傑。
最後に、言わせてほしい。
夏油傑
夏油傑
なんだい?
(なまえ)
あなた
今まで助けてくれてありがとう。
次会うときまでは捕まっちゃだめだかんね
夏油傑
夏油傑
っ………ははっ
なんか…なんだろうね…
今、こんな事言われても……
(なまえ)
あなた
「困る」、でしょ?
夏油傑
夏油傑
……うん
(なまえ)
あなた
バーカ、困らせるようにしてるんですぅ〜!
だって……未練あったら戻ってきてくれるかもしれないじゃん……
夏油傑
夏油傑
ん?最後なんて言っt
(なまえ)
あなた
なーんてねっ!なんでもないよ。
引き止めてごめん、今度こそ。



















(なまえ)
あなた
バイバイ



そのあと、傑が悟と何を話したかは知らないけど、最近やたらと悟と任務をすることが増えたのは感じる。
(なまえ)
あなた
(まさか、疑われてたり……ま、私は一生呪術師やってくつもりだし、校則を破ろうなんて思わないけど)

作者(Riri)
作者(Riri)
いや、ほんと久しぶりに書いたので、口調とか、どうなんだろうか……
自分がわかんなくなってどうしよう…w

どうですか?楽しんでくれましたでしょうか?
夏油推しの方。すみません。
夏油は悪く書いたつもり無いので、読者様の寛大な心で受け止めてくれればな…と思います。

感動系にしたかったけど、なんなかった感動系モドキ回なので、目薬でもさして泣いてくれるとありがたいです。

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