小説更新時間: 2025/09/12 01:19
連載中
呪縛の夜

- ホラー
森に命じられた、奇妙な依頼──依頼主不明、報酬は破格。
ただ一つの目的は、郊外にある朽ちた洋館の調査だった。
中原中也は不審に思いながらも、その依頼を引き受ける。
太宰治は「面白そうだから」と軽く同行を申し出るが、彼の胸にも得体の知れない予感があった。
館に足を踏み入れた瞬間、ふたりは“異能の通じない空間”に囚われる。
時が止まり、出口は消え、そこに在るのは過去の罪と幻影。
中也は、太宰に拒絶される幻覚に苛まれ、太宰は、自身が中也を裏切った記憶に蝕まれる。
それはかつて太宰が関わった「孤児院壊滅事件」に端を発する呪いだった。
互いの本心を知り、いったんは壊れかけた絆。
だが、“壊れてなお”ふたりは再び向き合う。
罪に塗れた夜を越えるには、互いの弱さと痛みをさらけ出すしかなかった。
その手を伸ばせるのは、ただ一人──双黒の相棒だけ。
夜明けの中、崩れゆく洋館から抜け出したふたり。
太宰は呟く。
「もう少しだけ、生きてみようかな。中也と一緒に」
そうして“呪縛の夜”は終わりを告げる──静かに、確かに。
ただ一つの目的は、郊外にある朽ちた洋館の調査だった。
中原中也は不審に思いながらも、その依頼を引き受ける。
太宰治は「面白そうだから」と軽く同行を申し出るが、彼の胸にも得体の知れない予感があった。
館に足を踏み入れた瞬間、ふたりは“異能の通じない空間”に囚われる。
時が止まり、出口は消え、そこに在るのは過去の罪と幻影。
中也は、太宰に拒絶される幻覚に苛まれ、太宰は、自身が中也を裏切った記憶に蝕まれる。
それはかつて太宰が関わった「孤児院壊滅事件」に端を発する呪いだった。
互いの本心を知り、いったんは壊れかけた絆。
だが、“壊れてなお”ふたりは再び向き合う。
罪に塗れた夜を越えるには、互いの弱さと痛みをさらけ出すしかなかった。
その手を伸ばせるのは、ただ一人──双黒の相棒だけ。
夜明けの中、崩れゆく洋館から抜け出したふたり。
太宰は呟く。
「もう少しだけ、生きてみようかな。中也と一緒に」
そうして“呪縛の夜”は終わりを告げる──静かに、確かに。
チャプター
全12話
8,448文字
スポットライトでみんなに広めよう!
スポットライトユーザーランキング
いまなら1位になれるチャンス!
上のボタンからスポットライトを当ててみよう!

- 1
− - 2
− - 3
−








