第4話

第3話
5
2026/06/21 07:17 更新
沫
…………え………?
空気はどこか暗くずっしりとのしかかっていた。
イグニス
イグニス
……あれは…………天理と言って、この世界の防衛のために……私たちが作った。
沫
つまりそれって……
沫は勢いよく立ち上がりながら声を荒げた。
沫
あなた達がお兄ちゃんを――!
シアン
シアン
わわっ、沫!落ち着いてよー!
沫
シアン、止めないで。これはすごく大切なことだから。
シアン
シアン
…………ごめん
沫
それでイグニス様……!お兄ちゃんは、どうなったんですか!!
イグニス
イグニス
……………………
イグニスはただ黙っていた。こうなることを、最初から分かっていたかのように。
沫
なんとか言ってくださいよ……!
イグニス
イグニス
それは……私には、  できない
沫
どうしてですか!?神なんじゃ……なかったんですか……?
沫はボロボロと大粒の涙を零しながら、一生懸命に訴えた。
沫
お兄ちゃんを……返してよ…………私を……独りにしないで……
イグニス
イグニス
すまない。しかしあくまで私は部品を作っただけだ。ほかの神たちに聞けばなにか分かるかもしれない
沫
本当……ですか…………?
イグニス
イグニス
あぁ、主な設計は隣の国セレニアの水神エルディニオスがやっている。彼女に聞けば大きな手がかりがあると思う
沫
……わかりました。取り乱して、すみません……
イグニス
イグニス
いいや、気にしないでくれ。誰だって家族を失うのは悲しいものだから。それに――
「いつまで経っても君は変わらないね……。」
そう、ぼそっと呟いた。
沫
…………?何か言いました?
イグニス
イグニス
ん?あぁ、なんでもない
沫
ならいいんですが……
イグニス
イグニス
あ、そうそう……情報収集するなら、冒険者協会に行って登録しておくといい
沫
冒険者協会……わかりました  朝ごはんご馳走様でした
シアン
シアン
イグニスさん!すっごく美味しかったよ〜!!ありがとう〜!!
イグニス
イグニス
あぁ!また会おう!
2人が出発してしばらく……。イグニスは大きな家に1人になった。
イグニス
イグニス
沫、全然覚えてなかったなぁ……  それにあのスライム……シアン、だっけ?なんか見覚えのある元素力だったなぁ……
そんなつぶやきもだだっ広い家に虚しく響くだけで、沫本人に届くことはなかった。
主
少しここで補足を入れさせてください
本当は毎日投稿したいのですが、最近忙しいもので……
毎週土曜日に投稿しようと思っています。
(忘れていたり、忙しくてできないこともありそうですが…)
主
それでは次回もお楽しみに!

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