補足・()の言葉は考えていることを表しています。
他愛のない話をしながらイグニスの家へと向かった。
沫はそっとシアンをすくい上げながら言った。
旅に新たなメンバーが増えたのだった。
その時門が大きな音を立てて開いた。
そう言って家に案内された。どんなに豪華なのかと思ったが、神の割には普通の家だった。
その時シアンが沫の頭の上でぴょこぴょことはねた。
イグニスは一瞬驚いていたようだったがすぐにシアンへ声をかけた。
料理も普通で宿で食べたスープも出てきた。
でも、宿の時とは違って……思わず手が止まった。
なぜかは分からなかった。
イグニスはしばらく考え込んでから沫に向き直った
沫はゴクリと息を飲んだ。シアンも、それを真似していた。
イグニスは一瞬、目を伏せたが、申し訳なさそうな色が見えた。















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。