第3話

第2話
12
2026/05/28 22:12 更新
補足・()の言葉は考えていることを表しています。
沫
……?そうなの?
シアン
シアン
そういえば沫ってとっても珍しい服だよね〜
シアン
シアン
うん!初めて見たよ!
沫
………………変じゃない?
シアン
シアン
まっさかぁ〜!変なわけないよ!めっちゃ可愛い!
沫
そっか、ありがとう〜!
他愛のない話をしながらイグニスの家へと向かった。
シアン
シアン
ここだよ!ここがイグニスさんのお家!
沫
ありがとうシアン
シアン
シアン
どういたしまして!僕も楽しかったよ!
沫
あ、……シアン、ひとつだけいい……?
シアン
シアン
ん?なぁに?
沫はそっとシアンをすくい上げながら言った。
沫
私、ここのこと詳しくないんだ。だから……このまま案内役、してくれないかな……?
シアン
シアン
………………
沫
あ、嫌なら別にいいんだよ?!
シアン
シアン
ううん、そうじゃなくてね、すっごく嬉しいんだ〜!!僕もお別れしたくなかったもん!
沫
…………! それじゃあ、よろしくねシアン!
シアン
シアン
うん!よろしく!沫〜!
旅に新たなメンバーが増えたのだった。
店主
あ、沫さん!すみません、置いていってしまって……
沫
いえいえ、お気にならさず……
店主
おや、そちらはまさかスライムでは……?
沫
あ、えっと……色々あって、助けたらここまで案内してくれたのでそのまま連れてきたんです
店主
……危険じゃないなら大丈夫ですね。
店主
でも気をつけてくださいね!下手すれば討伐されちゃいますよ!!
沫
は、はいっ!
その時門が大きな音を立てて開いた。
イグニス
イグニス
よう!やっと来たな、店主!久しぶりだな!
店主
お久しぶりです、イグニス様。沫さんを連れてきましたよ!
沫
こんにちは……イグニス様
イグニス
イグニス
そう緊張するなって!ほら、朝飯が待ってるぞ〜!!
そう言って家に案内された。どんなに豪華なのかと思ったが、神の割には普通の家だった。
沫
思ったより普通の家だ……
イグニス
イグニス
あぁ、確かに私は神だが私の家を豪華にするよりは、うまい飯を作るために使った方がいいだろ?
シアン
シアン
そうだよね!!イグニスさんわかってる〜!!
その時シアンが沫の頭の上でぴょこぴょことはねた。
沫
あ、シアン……!
イグニスは一瞬驚いていたようだったがすぐにシアンへ声をかけた。
イグニス
イグニス
そうだろ?よくわかってるじゃないか!お前も朝飯食うか?
シアン
シアン
いいの?!やった〜!僕も食べたい!
イグニス
イグニス
いいぞいいぞ〜!好きなだけ食え!
料理も普通で宿で食べたスープも出てきた。
でも、宿の時とは違って……思わず手が止まった。
なぜかは分からなかった。
イグニス
イグニス
へえ〜お前、シアンっていうんだな  喋るスライムなんて初めて見たぞ
シアン
シアン
僕は物知りさんだからね!えっへん!
沫
……………………
店主
どうしたんですか、沫さん
沫
あ、いや……やっぱりすごく懐かしくって……
イグニス
イグニス
ん?お前覚えてないのか……?
沫
なんの事ですか……?
イグニス
イグニス
うーん、そうか……それなら…………
(混乱しないように合わせないとだな…)
イグニスはしばらく考え込んでから沫に向き直った
イグニス
イグニス
沫、お前、兄貴がいるんだってな
沫
はい……でも……
イグニス
イグニス
行方不明なんだろ?
沫
え、どうしてそれを……?
イグニス
イグニス
それは、お前達がこの世界に来たとき、謎のやつに襲われたからだろ
沫
あ、はい……すごく強かったです
イグニス
イグニス
あれは――
沫はゴクリと息を飲んだ。シアンも、それを真似していた。
イグニス
イグニス
私たち神が……
イグニスは一瞬、目を伏せたが、申し訳なさそうな色が見えた。
イグニス
イグニス
……創った

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