卒業式のときに告白するルート
角名「 あなたの気持ち聞かせて 」
あなた『 あたしは… 』
『 ごめん 』
あなた『 あたしを好きになってくれたのは
初めてだったから嬉しかった 』
角名「 …うん 」
あなた『 けどね。あたしはまだ
必要ないと思うんだよね 』
だから角名の気持ちに答えられない
そう言い放つとあたしたちの間に
暫く沈黙が流れる。
あなた『 もし、何だけど 』
角名「 …? 」
あなた『 卒業までに気持ちが
変わったら__ 』
角名「 それで?こんな最高な
映えスポットに呼び出してどうしたの? 」
あなた『 去年の文化祭、あたしが言ったこと…
覚えてたり…する? 』
角名「 去年の?なんて言ったっけ? 」
あなた『 〜〜っ!卒業までに__ 』
角名「 〝 卒業までに気持ちが変わったら
あたしから告白してもいいかな 〟でしょ? 」
やっぱり覚えてたと頬を膨らませて
角名を見ていたあたしの目は地面に向く。
角名「 ごめんごめん(笑
けど、呼び出したってことは 」
あなた『 うん。気持ち、決まったよ 』
聞かせてと今日はセットしたであろう髪を
風になびかせながらまっすぐ見つめてくる
角名のオリーブ色の瞳。
大丈夫、角名ならきっと
あなた『 この一年、角名のことを
ずっと考えてた年だった。
それくらいあたしは角名のことが__ 』
角名「 どこでそんな煽るような
言葉覚えてきたの?(笑
もちろんいいに決まってるじゃん 」
あなた『 ちょっ!最後まで
言わせてくれないの!? 』
角名「 それ以上言ったら
キスしちゃうからね 」
あなた『 !?…角名だったら大歓迎! 』
桜並木の下で、付き合った直後から
お似合いな二人が桜にも負けない笑顔を
咲かせて高校を終えて、互いの道に進んでいくのだった。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!