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第1話

突然の「ベランダ貸して下さい」&設定
6,729
2021/04/24 11:25


ガッガッガッガッ……シュッシュシュ……

私はこの音が好き。
この、原稿用紙とGペンが刷れる音。

私の操る世界漫画はこの音からできている。





─────────────
あなた
よーっし 完成
時計を見ると午後9時を回ったところだった。
漫画を描きはじめて10時間が経過していた。
今回はトーンを貼る箇所が多かった。


腹へったわ……
よく考えたら昼ご飯も晩ご飯も食べてない。
朝ご飯は、シラスと梅干しと納豆をまぜて
昨日炊いた米にかけた謎どんぶりだったはず。
そりゃあ腹も減るはずだ。

今からスーパー行ってもお惣菜いいのないやろうなー
よし、晩ご飯兼夜食も
シラスと梅干しと納豆のまぜませのせどんぶりだ。




─────────────

晩ご飯兼夜食を食べ終わった後

原稿を再度チェックし、
編集の担当者にLINEを送る。

担当さんに既読が付いたところで
ごろっと床に寝転がる。
大学進学を期に上京して6年経っても、
荷ほどきが面倒で積まれたままの
ダンボール1箱が目に入った。
あなた
なつかし……
都内にある国立の大学に入学したものの、
三回生のとき、四回生が就活に追われる姿を見て
めんどくさそうだから就活したくねぇなぁなんて思い
ダメ元で投稿した漫画が見事に大賞を受賞し
就活は免れたものの殺人的なスケジュールを
なんとか切り抜けて今に至る。

地元兵庫の方言(関西弁)も
だいぶ標準語に近づき、
こっちでの暮らしにも慣れてきた。
懐かしの記憶(回想)に浸っていると
ピーンポーンとチャイムが鳴った。
あなた
誰だろ。こんな夜遅くに。
もう一回ピーンポーンと鳴ったので
「はぁーい」と
叫びながら玄関へ向かった。
ガチャッと扉を開けると
隣の部屋の人が居た。
あなた
うおっ、ど、どうしました?
隣の部屋の人
あ、あの、
説明しよう。
この隣の部屋の人は迷惑人である。
何故かというと



独り寂しい夜中に壁をドンドンドンドンと
規則的に叩いてくるからだ。


お陰でもっと虚しくなる。

見るからに独り暮らしっぽいし、
人を殴っている訳ではないだろうけど……


虚しくなるからやめてくれや。
寝てるときはまだいいけど、
ネーム(漫画の下描きの下描きみたいな)を
考えてるときにそれをされると集中できない。



だから先週Ama◯onで

ワイヤレスヘッドホンを購入した。
隣の部屋の人
そ、その、
なんやコイツ。コミュ症か?




隣の部屋の人
ベランダ貸して下さいっっ!
がぱっと勢いよく頭を下げた。
あなた
は???!










───────────────
設定
北あなた 24歳
一応、北さんの妹(あんま似てない)
出身地  兵庫県
出身高校 稲荷崎高校
     因みに部活は帰宅部だったけど
     合唱部の雇われ伴奏者やってた。
職業   漫画家
特技   漫画、ピアノ
身長   157㎝  体重   45㎏
血液型  O型
見た目  髪は肩下10㎝くらいで
     染めてないけど灰色っぽい色してる
     色白 可愛い系 
好きな食べ物
     シラスと梅干しと納豆のまぜまぜのせどんぶり
悩み  ・隣の部屋の人が夜中に壁を叩くこと。
    ・地元の兄ちゃんが月一で米を送ってくるけど、
     送料着払いなんよね。
    ・兄ちゃん同様にバァちゃんが
     わたしの結婚式を楽しみにしてるけど、
     まず相手が居ないし、
     そもそも居たことすらないから
     バァちゃんをがっかりさせてしまいそうで
     正直焦ってる。
他はほとんど同じです。
作者です。

初、ハイキュー!!二次創作です!
もう一つ考えているのがあるので
もうすぐ掛け持ちになります。

気軽に💬、⭐、❤ください((ゑ?
誤字などのご指摘もお願いします。

のほほんと書きますのでよろしくお願い致します!
基本、土日に投稿します。
            人生のカカポ

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