第31話

信じ合うことと支え合うこと
350
2018/08/13 05:22
無神ルキ
無神ルキ
...あなた、いくぞ...お前の血を吸わせろ...んっ、ん...。...っ、この味は...っ、ん...んっ...。
あなた

...っ、あっ...ルキ...君...

無神ルキ
無神ルキ
んっ...っ、くそ...んっ、ちゅっ、ん...!
あなた

...っ、あ...(すごい吸われてる...っ、ううん私はルキ君を信じてる...!)

無神ルキ
無神ルキ
...っ、う...あ...あなた...ん...(いつもとは違った味がするのに...カールハインツ様の魔力が入れられたせいか...っ、何故だ...止められそうに、ない...)
あなた

...あ...ルキ、君...。(視界がぼやけてきて...)

無神コウ
無神コウ
...っ、ルキ君...!このまま、あなたちゃんを失ってもいいの!?
無神ルキ
無神ルキ
...っ!?コウ、俺は...!
あなた

...ルキ、君...(ルキを抱き締める)

無神ルキ
無神ルキ
...っ、あなた...!ああ、俺はお前を...失う訳にも、俺が暴走する訳にもいかない...っ!
あなた

あ...。

ルキは吸血を止め、あなたを支え見つめ合いながら...
無神ルキ
無神ルキ
...すまない、俺はお前のいつもとは違った味に暴走しそうになっていた...大丈夫か...?俺が正気を取り戻せたのは、お前やコウのお陰だ...ありがとう...。
あなた

...ううん、私はルキ君のことを信じてたから...それに、自分を止められたのは紛れもないルキ君自身だよ...!

無神コウ
無神コウ
...もう、本当黙ってられなかったよ、ルキ君!
無神ルキ
無神ルキ
あなた...お前という奴は...ああ、コウすまない...
カールハインツ
カールハインツ
...ふっ、やはり二人ならば突破出来たね...お互いを信じ合っていたからこそ、ルキは自分を止めることが出来たんだよ...。それに、コウ...さっきのお前のように、二人が信じ合えるようにお前達も二人を支えることがこの覚醒の儀式には重要になってくるんだよ...。お前達は、本当に支え合うことが出来ているようだね...。本当に、良かったよ...。さて、次の試練...儀式に移るよ、二人共...。
無神ルキ
無神ルキ
...っ、はい...!
あなた

はい...。

そうして、覚醒の儀式は次の段階へと移り...

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