You ▶️🎀
Draco▶️🐍
Cedric▶️👑
ドラコのことを好きになったのは2ヶ月ほど前だ
最初はマルフォイ家という名を使い、良い気分になっているやな奴と思っていた
だいたい初対面が喧嘩しているところだ
そして、私に対して侮辱もしてきた
でもとある出来事で少し彼を見直すようになり
第一印象が最悪なドラコのことを好きになった
それは
まだ寒い冬の日_
私が体調を崩し廊下で転倒しそうになったときだ___
その日は朝からなんだ体調が優れなかった
少し頭の痛みを感じていたが、熱も特になく偏頭痛だろうと思い、いつも通り授業を受けに行った
でも午後になると頭痛はより一層酷くなり、体も熱を持ちはじめた
ふらふらとしながら医務室に行こうと思い、重い足を動かす
今は授業の時間で、いつも賑やかな廊下には人の気配がない
静まり返っている廊下を熱で弱っている体で歩く
視界がぐわんぐわんと揺れる
次の瞬間私の体は前に倒れ込んだ
何かに足をつまずいたらしい
倒れる瞬間はスローモーション時が流れた
ゆっくりと地面に近づいていく
どこかではパタパタと走っている音がする
目をぎゅっとつぶって
身構える
誰かが腕をつかむ、そして後ろにぐっと引っ張る
その衝動で、今度は後にぐらりと傾く
ドサッ
誰かは私を抱え込むようにしていて音を立てて一緒に倒れた
倒れたはずなのに体はどこも痛みを感じないので私は目をぱちくりさせた
うしろを振り返るそこにはドラコがいた
そこから私の記憶は暗闇の中にプツリと消えた
目が覚めると私は医務室のベッドに横たわっていた
おでこにひんやりしたものが乗っており気持ちいい
さわった感じ、氷のうっぽい
ベッドから体をおこして氷のうをおでこに当てながら状況を整理する
ドラコが助けてくれたことは覚えているがそこから医務室に来るまでの記憶がない
一体どうやってきたんだ…と、熱でまともに働かない脳みそで思考をフル回転させたが正解は導き出せない
ベッドから起き上がって考え込んでいる私に気づいたマダムポンフリーは
事情を事細かに話した
どうやらドラコが私をここまでつれてきたらしい
しかもお姫様だっこで
マダムポンフリーから、この事を聞いたときは心底ビックリした
彼が私を助けてくれるなんて…
という驚きと嬉しさ
そして、お姫様だっこをされていた恥ずかしさ……
顔から火が出そうなほどだった
その後、マダムポンフリーから明日まで安静にしておくようにと言われ、医務室のベッドで睡眠をとった__
後日談で私のお見舞いに来た友達からこんなことを聞いた
ゼリーやリンゴを私のところに持っていこうとした友達が医務室の前で行ったり来たりして心配そうな顔をしているドラコを見かけたという
どうしたの、と声をかけてみたら
🐍「アイツは大丈夫かのか」
と聞いてきたらしい
その事を聞いて
ドラコにも優しい一面があるんだなと、彼を見直した
それから、彼の事が少しずつ気になりはじめ、彼の行動を目で追うようになり、現在に至る
最初は好きという感情でいっぱいだったが
今はもうひとつ違う感情と芽生えてきた
それは嫉妬だ___
よく彼を目で追っていると大抵取り巻きがいないときによく他の寮の女の子から話しかけられている
顔を見たことのないので多分私よりは年下なのだろう
ドラコは性格は癖があるが顔は整っていて綺麗なので女子に意外と人気なのだろう
そう思うと他の寮の女の子に話しかけられるのも納得できる
相変わらずめんどくさそうな雰囲気を出しながら話しかけてきた女の子を軽くあしらってどこかへ行ってしまう
そんなドラコにも思いを寄せる人が現れるのだろうな
そして、飛びきりの微笑みと優しいの声色で楽しくお喋りして、愛おしそうな目で愛する人を見つめる
そんな事ばかりを考え、ヘドロがベットリと心についてどんなに頑張っても取れなく不快感を感じた
どうせ叶わない、私はドラコと釣り合わない、もっと美人だったら、同じ学年に生まれていれば…………
ぐるぐると暗い言葉が脳内で再生され響いている。
暗い気持ちが頭のなかで渦を巻く
私は次第に暗闇へと意識を任せた___
夢を見た
夢はぼんやりとしか覚えていないがセドリックが出てきた
そして、セドリックの優しい、でも少し甘い心地好い匂いが自分の鼻をくすぐった______
少しばかり冷たい風が吹き深い眠りから意識が戻る
いくら今が春といえ、陽が落ちてくると空気は冷たくなっていく
重い目蓋を開けると私の体にはハッフルパフのローブが掛けられていた。
少し寝ていたみたいだ
私の体には掛けられているローブは誰のかわからなかったのでとりあえず辺りを見渡す
すると私の右斜め後ろに背を木に掛けて本を読んでいるセドリックがいた
本を読んでいる姿は美しくまさに美の彫刻だ
思わず美しかったのでじっと眺めていた
するとその視線にきずいたのかセドリックがこちらをみて
👑「起きたんだね、あなた。風邪を引くとよくないから僕のローブを君に掛けさせてもらったよ。迷惑だったらごめんね」
といってきた
🎀「ううん、大丈夫だよセドリック。おかけで風邪をひかずにすむよ。」
👑「それはよかった。風邪を引いてしまったら大変だからね。」
と、にっこり微笑んだ
そんな会話をしている間中なんだか鋭い視線を感じた。背筋が凍るような____
よくセドリックと話すときに彼を好きな女の子達から睨まれることが多々あった
それと似たような視線だった
だから今回もそうだろうと思い特に気に止めはしなかった。
その後セドリックは少し用事があるといってどこかへ行った
どうせ女の子からの告白だろうなと去っていく彼の後ろ姿をしばらく眺めていたが
青い空が夕日の赤と少し交わり独特な色味を出しつつある空を見た私は重い腰をあげて食堂に向かった
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🎀「今日の夕食に出たビーフシチュー美味しかったなぁ」
そんな独り言をいいながら夕食後、私は1人で図書館に行った
図書館にはポツポツと生徒がいた
書物に書かれている内容を写している生徒もいれば、何かしらの本を読んでいる生徒もいる
私は目的の本を探し出し、木製で年季のはいった4人用の細長いテーブルの席に座った
明日は私の苦手なスネイプ先生の授業がある
失敗して目をつけられないように明日の内容を少しでも予習しよう
そしてそばにおいてあった紙と羽ペンを手に取り、勉強しだした
一時間たっただろうか、ふと前に目をやるとドラコがいた
🎀「えっ!?!?!」
私は驚きの余りとても大きい声を出してしまい
ドラコから歪められた顔で静かにしろというジェスチャーをされた
歪められた顔さえもかっこよくて思わず私は惚れてしまい、頬が紅くなっている気がして下を向き勉強を再開しようとした
でも自分の好きな存在が目の前にいるという気持ちでそわそわしてなかなか力が入らなかった
なので、10分たったぐらいで図書館を出る準備をしドラコに
🎀「私もう寮にかえるから」
と伝えた
🐍「あ、そう」
彼はそっけない返事をした
そして
3冊の本をもとの位置に直す為に私は席を立ち上がった
なんだか彼の返事に素っ気なさを感じ寂しくなった。
(私の前で勉強していたのはなんだったのだろうか…もしかして私をす……いや、そんなことはないだってあんなにそっけない態度取らないはず…好きな子には優しい振る舞いを………第一私はドラコとはお似合いじゃない………だって…………………)
そんなぐるぐるした気持ちで本を直し、私たちが勉強していた所に目をやるとドラコの姿はなかった
あれ??と思い周りを見渡すも何処にも居なかったもう帰ってしまったのか、或いは本を取りに行ったのか……
多分本を取りに行ったという説が濃厚だろうなと思い図書館を出た
少し歩くと後ろからコツコツと足音が聴こえてきた
だんだんその足音が大きくなる
誰だろうと思いつつ、道の端に移動した
すると
どん!!
という音と共に誰かが右肩にぶつかってきた
🎀「痛っっ!!」
ぶつかられた右肩の方を見るとなんとドラコがいるではないか
まだ図書館に残ってるんじゃないのかと思っていた
それに図書館を出てまだ少ししか経っていないのに何故ここに…??
混乱で口をパクパクさせていた私にたいしドラコは
🐍「おい、じゃまだぞ」
と言い残し去っていったなんだか不機嫌そうだ
全く一体なんなんだろうか……彼の行動は理解できない…
と不思議に思いながらスリザリン寮に帰っていった__












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。