kamome Side
入ってきたのは、右の翼が蝙蝠、左の翼が天使で、頭に天使の輪っかと、悪魔の尻尾。
要約すると、天使と悪魔のキメラ。
沈黙が流れた。
裁判員全員が、苦笑いをしていた。
そして一番青い顔をしていたのが、裁判長代理を名乗っていた、裁判員。
灰が俺らの方向を向いた。
翔ちゃんは、手を前に出し魂を出した。
そこから声が聞こえた。
翔ちゃんは、灰に魔王の魂を渡した。
魔王の魂が、灰の手のひらに乗る。
灰が握りつぶした。
魂はこちらは触れないが、相手には触感が伝わっているらしい。
俺たちは、半分何かわからないまま、その場を後にした。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。