第5話

 嫉妬と束縛 。
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2023/07/30 09:00
 伏黒 。
 おい、お前、あなたの何なんだよ。 
 御影 。
 …誰だよてめぇ。 
 伏黒 。
 質問を質問で返すな。 
 御影 。
 …じゃあ、あなたと愛し合った仲 
 伏黒 。
 …あぁ、今からその記憶跡形もなく消してやるよ。 
あなた
 恵落ち着け~? 
 伏黒 。
 あ?じゃあ俺らはもっと愛し合ってんだろうな? 
あなた
 なんでそうなんの。 
 伏黒 。
 …ちげぇのかよ。 
 伏黒 。
 ……術しk( 
あなた
 やめろやめろやめろ殺すな俺を! 
 伏黒 。
 ?ちがう、今からこいつを殺すんだよ。 
 御影 。
 負け犬の遠吠えか? 
 伏黒 。
 ……お前の存在を跡形もなく消してやるよじゃあ。 
あなた
 やめてよ恵…。 
 伏黒 。
 ……っ、♡(キュンッ 
 御影 。
 ……あぁそーだあなた! 
 御影 。
 夜自主練すんだけど、来ねぇ? 
あなた
 あ、行く~ 
 御影 。
 っしゃ!やったな凪! 
 凪 。
 うん、 
 御影 。
 …、珍しいな凪が嬉しがるなんて! 
 凪 。
 そう、かな。 
 御影 。
 …。 
 伏黒 。
 早く行くぞ、こいつらと居たらダメだ。 
あなた
 別に俺はなんとも( 
 伏黒 。
 俺がダメだっての。 
あなた
 ぅおっ、  
 御影 。
 ……、 
 凪 。
 …あなた、また来てくれるかな。 
 御影 。
 名前呼び…!? 
 凪 。
 、?何? 
 御影 。
 あ、いや、来てくれるだろ! 
 凪 。
 うん、連れてくる。 
 御影 。
 !?…? 
 凪 。
 ……。 
 凪 。
 (あなた…ね、かわいい。) 
 凪 。
 …欲しいな、 
 御影 。
 ……チッ 
 御影 。
 (どいつもこいつも、あなたの事好きになりやがって。) 
 御影 。
 (俺のモンだよあなたは。) 
 御影 。
 (宝物にも譲る気とかないしな、) 
 御影 。
 (まあ彼奴伏黒は厄介かもな、注意するか。) 
 御影 。
 …💭💭 
 ーーー
 伏黒 。
 …。 
あなた
 恵さーん…?? 
 伏黒 。
 ……。(ぎゅぅぅぅぅ 
あなた
 いだだだだ!!ギブギブ!! 
 伏黒 。
 ……ぁ、すまねぇ、 
あなた
 どーしたのさっきから、” 
 伏黒 。
 なんで、あいつらばっか構うんだよ、 
 伏黒 。
 たかが高校生だぞ? 
あなた
 うん恵も俺も高校生だけど。 
 伏黒 。
 うるせぇ、ふつーの高校生ではねぇ。 
あなた
 …まぁね? 
 伏黒 。
 ただの護衛対象だろ。構わなくていい…( 
あなた
 恵は甘えてるよ俺に。 
 伏黒 。
 っ! 
あなた
 世界は広い。色んな人間がいる。 
あなた
 俺だけを見てりゃいいって訳ないでしょ。 
あなた
 外を見ろ、社会を見ろ。 
あなた
 お前を愛してくれる奴は居る。 
あなた
 必ず。 
 伏黒 。
 っでも、俺は…! 
あなた
 恵、 
 伏黒 。
 ……。 
あなた
 俺らは常に死と隣合わせ。そうだろ。 
あなた
 俺と一緒にでもいい、いいからさ。 
 伏黒 。
 やだ、……。いや…。 
あなた
 …まぁ、その内なれるよ。 
あなた
 行こ!恵! 
 伏黒 。
 (……) 
 伏黒 。
 あぁ。 
 伏黒恵 side
 …あなたは俺の光で、好きな人で、生き甲斐で、救い。 
 でも何処かあなたは、
 俺と目を合わせない。
 いつも何かを見てる。
 その目には、何が写っているのか、
 俺は写っているのか?
 お前の抱えている闇はなんだ?
 お前は、何を求め、何を感じて生きている?
 嗚呼、1つ考えたら無限に疑問が浮き出てくる。
 あなた、お前は何なんだ?
 謎に溢れている彼に、また俺は盲愛に溺れてく。
 伏黒 。
 …好きだ、 
 心から、彼奴を愛した。
あなた
 はいはいまたそれか。 
 そうやって俺の言葉を流すお前が、、好き。
 全部、愛してるから、俺だけでいいのに。
 この世界に2人だけでいい…なんて、呪術師の俺が考えてはいけない事なんだろう。
 それでも俺は、ただ、お前に、溺れている。
 伏黒 。
 …すき、すき……。 
あなた
 っやめろ!/// 
 伏黒 。
 …。 
 照れてるお前が好き。
 伏黒 。
 …好きだよ、……馬鹿野郎。 
あなた
 ………、 
あなた
 (俺も俺でこいつに甘くなっちゃったなぁ、) 
 伏黒 。
 …撫でろ。 
あなた
 なに、わがままなの?(撫 
 伏黒 。
 俺以外見るな。 
あなた
 それはむり。 
 伏黒 。
 お前しか要らないんだよ、俺は。 
あなた
 …人はね、依存しすぎたらいつか壊れる。 
あなた
 恵には壊れて欲しくないの、 
 伏黒 。
 …俺 ” には ” ? 
あなた
 ……ごめんね、(撫 
 伏黒 。
 …、 
 彼はどうして、俺に謝ったのだろうか。
 わからない、
 伏黒 。
 わっかんねぇよ、ほんとばか。 
あなた
 んぇ、急に何!! 
 伏黒 。
 馬鹿野郎が。 
 伏黒 。
 ばーかばーか、ほんとばか。 
あなた
 なんで? 
 伏黒 。
 1人でなんでもかんでも抱えんじゃねぇよ、 
あなた
 ……それは、恵もそうなんじゃないの。 
 伏黒 。
 ドクッ、 
あなた
 …ね? 
 伏黒 。
 …、? 
 どうして俺は今、反応した?
 何も隠してなんかないのに、
 どうして……?
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