翌日
その声が聞こえ、不死川殿の隣に姿を現した。
スタスタと屋敷から出て風の様子を見る。
いい感じに風がある。
久々に凧で移動することにした。
腰の辺りから凧の材料を取りだし、組み立てていく。
すぐに出来上がった凧に風を纏わせ、
不死川殿の顔が少し楽しそうだ。
いそいそと既に捕まっている私の隣にやってきた。
それを確認して凧を浮かび上がらせ、本部へ向かった。
そんな会話をしていると本部が見えてきて入口の所に数名の柱がいる。
すぐ近くに降り、
カチャカチャとそれを片付けながら
甘露寺殿と時透殿に思いっきり抱きつかれた。
宇髄が甘露寺殿と時透殿を私から引っ剥がして中へと連れていった。
柱合会議は日によって終わる時間が違う。
裁判とやらがあるというのであれば少し長くなるだろう。
近くの森へ入り、本部の入口が見える大きな木の根の辺りに座り武器を取り出す。
日に翳し、刃こぼれをしていないか見ても特にない。
数百年経とうが技術のある者は一定数居るということ。
武器を全て元に戻し、空を見上げる。
雲ひとつない晴天。
そればかりが頭の中を支配していた。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。