にょたきゅー!! 〜もしもHQキャラが女子校生徒だったら〜

僕の幼馴染は、思っていることを口に出すのが苦手だ。 「お前さ、思ってること口にし無さすぎ。」 「……は、………そうだったか、？」 「というか、言葉足らず？」 「試合中に考えてる何か考えてるな〜とは思うけど、何考えてるのかこっちは分かんねぇのよ。」 「だから、あんな風に呼ばれるんだぞ。」 「そう………なのか…」 「僕はお前が言葉足らずでも、 ずっと一緒に居たから何となくわかるけどさ。」 「僕以外はそうじゃねぇし、 お前が1人で暴走してるように見えるわけよ。」 「高校は一緒じゃないんだし、 そう言うとこ気をつけろよ？」 「まぁ、気を付けはする…」 「あ、…でも、お前のこともし受け入れられないチームなら、僕の所にいつでも来ていいからな？」 「その時は、笑顔で迎えてやるからさ」

ある日、1年部員の一人、灰羽の一言がことの発端だった。 「俺、ヤンデレな人と一回関わってみたいんですよね〜！」 「お前、まじか……」 灰羽の一言に、黒尾が引き気味にそう言った。 「おれも、少しだけヤンデレに興味あるよ……」 「まぁ、それもゲームの話だけど……」 孤爪が灰羽の一言に、少しだけ同意した。 「研磨もかよ!?」 黒尾が、そう言う好奇心が自分もあると告げた孤爪に驚く。 「あ！そうだ!!マネさん！1週間だけでいいので、ヤンデレマネージャーっぽく接して下さいよ！」 「おれもヤンデレなマネ見てみたい……」 灰羽の提案に孤爪も乗る。 「なんで僕なの！？男の僕にヤンデレられて需要あるの!?」 すかさず、部の男子マネージャーの神琴が慌てて孤爪と灰羽に問う。 「マネのヤンデレなら俺もみたいな！」 期待の眼差しをしているのは、音駒のスタメンLiの夜久だった。 「先輩までぇ…………」 こうして、1週間ヤンデレマネージャーを演じることに決まってしまったのだった。