あなたさんに会って、謝らないと。
もう嫌われたかもしれないけど
まだ可能性があるなら。
今日はもう早退しちゃった。俺のせいで。
だから学校が終わったら速攻家に行く。
そこで謝って
許してもらえなくても、
何度だって謝る。
なんとか家に帰り着いて、自室のベットに身を投げる。
凄まじい眠気に襲われて、瞼を閉じた。
次自然と目が覚めた時、もう夕方になっていた。
その言葉に、少し期待した自分がいた。
心臓の鼓動が速くなる。
小さく「うん」と言って、震える足で玄関に向かう。
ドアを開けた先にいたのは、
今まで体調崩しても、一切心配の素振りすら見せなかった、彼氏が
呑気に立っていた。
私が期待した人とは違くて、気持ちが沈む。
今話すこと?
別に気遣ってるわけじゃない態度に、無性に腹が立った。
その時、ふと黒名くんの姿が浮かんだ。
ツーッと汗が流れた。
さっきとは違う鼓動が響く。
グッと手を握りしめる。
そうして、深く、こっそり息を吸う。
今までにないくらい、はっきりと言葉を発した。
彼氏は唖然としていたものの、次第に顔色が曇り始め、怒りを含む。
そうして、相手の目をキッと睨む。
すると彼氏はすごい速さで私の胸ぐらを掴んで、怒鳴る。
びくりとした。
言い返せない、。。
そうして、彼氏の手が振り上げられた。
やばい、
これ、殴られるやつだ、。
覚悟して、グッと目を閉じた。
その時。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。