ーChangbin Sideー
俺は震える声で、チャニヒョンに尋ねた。
ヒョンの顔は真っ赤に染まっている。
視線は泳いでいて、俺の目を合わせようとしない。
しどろもどろなヒョンを見て、俺の心臓は激しく高鳴った。
もし、もしもこれが、俺に向けられた言葉だとしたら…?
俺は意を決して、ヒョンの手から歌詞の紙を奪い取った。
そして、改めてその「好きだよ、ビニ」という文字を見つめる。
涙が、溢れて止まらない。
俺の言葉に、ヒョンはゆっくりと顔を上げた。
その顔は驚きに満ちていた。
ーBangchan Sideー
ビニの告白に、俺の頭は真っ白になった。
その言葉が、俺の耳に、心に、深く響き渡る。
俺は震える手で、ビニの頬に触れた。
ビニの瞳からは、大粒の涙が溢れている。
俺は、リーダーとしてこの恋を諦めようとしていた。
だけど、ビニの真っ直ぐな告白に、俺の決意はあっけなく崩れ去った。
俺はもう、何も考えられなかった。ただ、目の前のビニを抱きしめたかった。
俺はビニを腕の中に抱き寄せ、その背中を優しく撫でた。
ビニの震える体が、俺の腕の中で少しずつ落ち着いていく。
ビニが俺の腕の中で、小さく息を吸い込んだ。
俺はそう呟いたが、ビニは首を横に振った。
顔を上げると、ビニの瞳はまだ潤んでいたが、その奥には確かな光が宿っていた。
俺は、もう二度とこの手を離したくないと思った。
俺は胸の奥から湧き上がる衝動のままに、言葉を紡いだ。
口から出た言葉に、自分でも驚いた。
付き合って、じゃなく、いきなり結婚。
焦りと、長年の想いがごちゃ混ぜになって、とんでもないことを口走ってしまった。顔が熱くなる。
ビニは目を大きく見開き、ポカンとした顔で俺を見つめた。
その表情が、あまりにも可愛くて、俺は思わず笑ってしまった。
言い訳をしようとした俺の言葉を遮るように、ビニが俺の胸に顔を埋めた。
ーChangbin Sideー
ヒョンが俺を抱きしめてくれて、俺の心は温かいもので満たされていく。
そんな言葉に、俺は首を横に振った。
そんなはずがない。
この瞬間、ヒョンは俺にとって、誰よりも大切な人だ。
ヒョンが俺の顔を見て、「言いたいことがあるんだ」と真剣な顔で言った時、俺はてっきり「付き合ってほしい」と言われるのだと思った。
なのに、ヒョンが口にしたのは、まさかの言葉だった。
俺は目を大きく見開いて、ヒョンを見つめた。
結婚?今?
あまりのことに頭が追いつかない。
ヒョンも自分の発言に驚いたのか、顔を真っ赤にして慌てている。
ヒョンが言い訳をしようとするのを、俺は遮るようにヒョンの胸に顔を埋めた。
熱いものがこみ上げてくる。
涙で声が震えた。
こんなにも、こんなにも想い続けていたヒョンが、俺に「結婚してほしい」と言ってくれた。
それがたとえ、勢いだったとしても。
俺はヒョンのTシャツをぎゅっと握りしめた。
ーBangchan Sideー
ビニが俺の胸に顔を埋め、震える声で「…っ、はい…喜んで…!」と言った時、俺の心臓は文字通り跳ね上がった。
顔を上げさせると、ビニの顔は涙と笑顔でぐしゃぐしゃになっていた。
その愛おしい表情に、俺はたまらずビニの唇にキスをした。
長い間、互いに隠し続けていた想いが、そのキスを通して溢れ出すようだった。
ビニは潤んだ瞳で俺を見上げていた。
改めて確認するように言うと、ビニは恥ずかしそうに頷いた。
俺はビニを抱きしめ直し、その頭を優しく撫でた。
リーダーとしての責任感や、グループのことも、この瞬間ばかりは頭の隅に追いやられていた。
ただ、この温かくて柔らかい存在を、ずっと守っていきたいと強く思った。
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。