第55話

番外編:びんばんず
742
2025/06/02 11:10 更新
ーChangbin Sideー


俺は震える声で、チャニヒョンに尋ねた。

ちゃんびん
ちゃんびん
ヒョン…これ、どういうことですか…?

ヒョンの顔は真っ赤に染まっている。

視線は泳いでいて、俺の目を合わせようとしない。

ばんちゃん
ばんちゃん
あ、いや、これは…その…!!

しどろもどろなヒョンを見て、俺の心臓は激しく高鳴った。

もし、もしもこれが、俺に向けられた言葉だとしたら…?



俺は意を決して、ヒョンの手から歌詞の紙を奪い取った。


そして、改めてその「好きだよ、ビニ」という文字を見つめる。


涙が、溢れて止まらない。

ちゃんびん
ちゃんびん
ヒョン…俺…俺も、ヒョンのことが…好きです…!

俺の言葉に、ヒョンはゆっくりと顔を上げた。

その顔は驚きに満ちていた。








ーBangchan Sideー


ビニの告白に、俺の頭は真っ白になった。

ちゃんびん
ちゃんびん
…好きです…!

その言葉が、俺の耳に、心に、深く響き渡る。

ばんちゃん
ばんちゃん
ビニ…!!

俺は震える手で、ビニの頬に触れた。

ビニの瞳からは、大粒の涙が溢れている。


俺は、リーダーとしてこの恋を諦めようとしていた。

だけど、ビニの真っ直ぐな告白に、俺の決意はあっけなく崩れ去った。


俺はもう、何も考えられなかった。ただ、目の前のビニを抱きしめたかった。

俺はビニを腕の中に抱き寄せ、その背中を優しく撫でた。

ばんちゃん
ばんちゃん
俺もだよ、ビニ。俺も、ビニのことが…ずっと好きだった

ビニの震える体が、俺の腕の中で少しずつ落ち着いていく。



ビニが俺の腕の中で、小さく息を吸い込んだ。

ばんちゃん
ばんちゃん
…リーダー失格かな、笑

俺はそう呟いたが、ビニは首を横に振った。

ちゃんびん
ちゃんびん
そんなことないです、、ヒョン…!

顔を上げると、ビニの瞳はまだ潤んでいたが、その奥には確かな光が宿っていた。

俺は、もう二度とこの手を離したくないと思った。



ばんちゃん
ばんちゃん
ビニ…俺、言いたいことがあるんだ、

俺は胸の奥から湧き上がる衝動のままに、言葉を紡いだ。

ばんちゃん
ばんちゃん
あのさ…俺と、結婚してほしい

口から出た言葉に、自分でも驚いた。


付き合って、じゃなく、いきなり結婚。

焦りと、長年の想いがごちゃ混ぜになって、とんでもないことを口走ってしまった。顔が熱くなる。


ビニは目を大きく見開き、ポカンとした顔で俺を見つめた。

その表情が、あまりにも可愛くて、俺は思わず笑ってしまった。

ばんちゃん
ばんちゃん
あ…いや、その…つい勢いで…//

言い訳をしようとした俺の言葉を遮るように、ビニが俺の胸に顔を埋めた。








ーChangbin Sideー


ヒョンが俺を抱きしめてくれて、俺の心は温かいもので満たされていく。

ばんちゃん
ばんちゃん
…リーダー失格かな、笑

そんな言葉に、俺は首を横に振った。

そんなはずがない。

この瞬間、ヒョンは俺にとって、誰よりも大切な人だ。


ヒョンが俺の顔を見て、「言いたいことがあるんだ」と真剣な顔で言った時、俺はてっきり「付き合ってほしい」と言われるのだと思った。


なのに、ヒョンが口にしたのは、まさかの言葉だった。

ばんちゃん
ばんちゃん
あのさ…俺と、結婚してほしい

俺は目を大きく見開いて、ヒョンを見つめた。


結婚?今?

あまりのことに頭が追いつかない。

ヒョンも自分の発言に驚いたのか、顔を真っ赤にして慌てている。

ばんちゃん
ばんちゃん
あ…いや、その…つい勢いで…//

ヒョンが言い訳をしようとするのを、俺は遮るようにヒョンの胸に顔を埋めた。

熱いものがこみ上げてくる。

ちゃんびん
ちゃんびん
…っ、はい…喜んで…!

涙で声が震えた。

こんなにも、こんなにも想い続けていたヒョンが、俺に「結婚してほしい」と言ってくれた。

それがたとえ、勢いだったとしても。


俺はヒョンのTシャツをぎゅっと握りしめた。








ーBangchan Sideー


ビニが俺の胸に顔を埋め、震える声で「…っ、はい…喜んで…!」と言った時、俺の心臓は文字通り跳ね上がった。

ばんちゃん
ばんちゃん
…ビニ…?

顔を上げさせると、ビニの顔は涙と笑顔でぐしゃぐしゃになっていた。

その愛おしい表情に、俺はたまらずビニの唇にキスをした。


長い間、互いに隠し続けていた想いが、そのキスを通して溢れ出すようだった。

ばんちゃん
ばんちゃん
ごめん…勝手に…
ちゃんびん
ちゃんびん
…いいんです…ヒョン、!

ビニは潤んだ瞳で俺を見上げていた。

ばんちゃん
ばんちゃん
…じゃあ、俺たち…結婚するってことで、いい、?

改めて確認するように言うと、ビニは恥ずかしそうに頷いた。

ちゃんびん
ちゃんびん
はい!!!

俺はビニを抱きしめ直し、その頭を優しく撫でた。

リーダーとしての責任感や、グループのことも、この瞬間ばかりは頭の隅に追いやられていた。


ただ、この温かくて柔らかい存在を、ずっと守っていきたいと強く思った。

ばんちゃん
ばんちゃん
愛してるよ、ビニ
ちゃんびん
ちゃんびん
…俺も、愛してます…ヒョン!

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