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第56話

【完結】(番外編:びんばんず)
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2025/06/03 13:34 更新
ーNO sideー



練習室の隅。

そこは、スンミンとフィリックスにとって、すっかりお馴染みの、そして少し特別な場所だった。

日課のように、リノとヒョンジンが汗を流す姿を見に来ている二人。


今日も、彼らの熱気と笑い声が心地よく響いている。

りの
りの
おー、スンミナ!
フィリックスも来たのか!!

リノの声が響く。

ヒョンジンがくるりと振り向くのが見えた。

すんみん
すんみん
うん、リノヒョン、お疲れ様です!
見ててもいいですか?
りの
りの
おん、もちろん!いつでも大歓迎だ。
な?ヒョンジン?
ひょんじん
ひょんじん
当たり前ですよ!
リクス、こっちおいでよ!
ふぃりっくす
ふぃりっくす
うん!ヒョンジニヒョン!
今日もかっこいいね!!
ひょんじん
ひょんじん
リクス見ててくれたの?
ありがとう!今日も頑張るよ!♡♡


練習の合間の休憩時間。

いつも通りの和やかなムードが練習室を満たしていた。


ハンはアイエンの肩にもたれかかり、二人で一つのスマホを覗き込んでいる。

彼らの指が小刻みに動き、画面の中のキャラクターが激しく戦っているのが見て取れる。

はん
はん
ねえイエナ、このゲームさ、
やっぱりこっちのキャラの方が強いって!
はん
はん
ほら、このスキル見てよ!!!
あいえん
あいえん
うーん、でも俺はこっちの方が使いやすいな〜。
操作が簡単ですし。ほら、この連続技とか!
はん
はん
あ〜!でもさ、一発の威力は絶対俺の方が上だって!
ね、だからこっちにしない?お願い!
あいえん
あいえん
はは、もう!わかりましたよ、じゃあ次だけね?笑笑

ハンは嬉しそうにアイエンの頬にキスを落とした。



その時、練習室のドアが開き、バンチャンとチャンビンが入ってきた。

いつものように元気な挨拶が響く。

ちゃんびん
ちゃんびん
みんな、お疲れぇ!!!練習、順調か??
ばんちゃん
ばんちゃん
ちょっと、みんなに話があるんだ。

だが、続くチャニヒョンの声は、いつもの賑やかさとは少し違っていた。

少し、いや、かなり真剣な響きだ。


その一言で、メンバーたちの顔から笑顔が消える。

ゲームに夢中だったハンとアイエンも、スマホから目を離して二人を見た。

リノもヒョンジンも、スンミンとフィリックスも、全員がバンチャンとチャンビンの動きに注目する。

りの
りの
どうしたんすか、チャニヒョン?
なんか、顔が真剣すぎません??

チャニヒョンは、チャンビンヒョンの肩にそっと手を置き、目を合わせる。

そして、真っ直ぐにメンバーたちの目を見て、ゆっくりと言葉を紡いだ。





ばんちゃん
ばんちゃん
俺と…ビニは、付き合うことになった

その言葉が放たれた瞬間、練習室は完全に静まり返った。

あまりのことに誰も言葉を発せない。

スンミンとフィリックスも、驚いたように大きな目をして二人を見つめている。


最初に沈黙を破ったのはヒョンジンだった。彼は口元を手で覆ったまま、呆然とした声で呟いた。

ひょんじん
ひょんじん
え、マジですか…?

ハンの声も震えていた。

はん
はん
うわ!い、いつからですか!?

そんな中、アイエンだけが満面の笑みを浮かべていた。

あいえん
あいえん
おめでとうございます!ヒョンたち!

みんながそれぞれの反応を見せる中、バンチャンはチャンビンをさらに強く抱き寄せた。

そして、もう一度、ゆっくりと、しかしはっきりと、全員の目を見ながら告げた。




ばんちゃん
ばんちゃん
そして…結婚します!





再び、練習室は静寂に包まれた。



りの
りの
…、冗談だろ?
まさか、またドッキリとかじゃないよな?

リノの声には、信じられないという気持ちがはっきりと表れていた。

ヒョンジンはまだ口元を手で覆ったままだが、その目には動揺が隠せない。

ひょんじん
ひょんじん
…それ、マジで言ってるんですか…?
ドッキリだと言ってくれなきゃ、心臓が持たない…

スンミンとフィリックスも、顔を見合わせては、またバンチャンとチャンビンヒョンを見つめ、驚きと感動が入り混じった表情をしていた。

ばんちゃん
ばんちゃん
ああ、マジだよ。俺とビニは、結婚する

チャニヒョンが力強く頷くと、まず動いたのはハンだった。

彼の目から大粒の涙が溢れ出した。

はん
はん
うわああああん!!チャンビニヒョンが…チャニヒョンと結婚するなんて…!!
はん
はん
俺、本当に嬉しい…っ、ヒョン!

ハンは、アイエンにしがみつくようにして泣き出した。

アイエンはそんなハンの背中を優しく撫でながら、自分も少し涙ぐんでいた。

あいえん
あいえん
ハニヒョン、泣かないで…
でも、本当に嬉しいです、ヒョンたち!僕たちも嬉しいです!

ヒョンジンも目に涙を浮かべながら、隣にいたフィリックスの腕をぎゅっと掴んだ。

ひょんじん
ひょんじん
なんか…俺まで嬉しいよ、リクス…!!
あのチャニヒョンが、チャンビニヒョンと…!
ふぃりっくす
ふぃりっくす
うん、すごく感動する…!!泣泣
ヒョンたち、お幸せに!


リノは、まだ少し信じられないといった表情だったが、やがて小さく笑った。

りの
りの
…まじかよ。本当にやるんだな、お前ら。
幸せになれよ、全く。俺らも続くからな!

リノヒョンの言葉に、スンミンはたまらずツッコむ。

すんみん
すんみん
リノヒョン、何言ってるんですか!もう十分です!////////

スンミンは耳まで赤くなっている。

りの
りの
なんだよ、スンミナ。
お前は俺から離れられないんだから♡♡

リノはそう言いながら、照れているスンミンの頬にそっとキスを落とした。

スンミンはもう何も言えず、視線をそらした。

すんみん
すんみん
馬鹿野郎!!!/////////



ちゃんびん
ちゃんびん
みんな…本当に…ありがとう…!

チャンビンが、涙を浮かべながら、しかし幸せそうに言った。


その言葉を合図にしたかのように、メンバーたちが一斉に彼らに駆け寄ってきた。

バンチャンとチャンビンは、たくさんの腕に抱きしめられ、その重みに幸せを感じていた。


はん
はん
チャンビニヒョン!チャニヒョン!
絶対幸せになってくださいねぇええぇえ!!!泣泣
あいえん
あいえん
チャニヒョンも、チャンビニヒョンを、世界で一番愛してあげてください!
二人で楽しい家庭を築いてくださいね!!

バンチャンは、優しく微笑んで答えた。

ばんちゃん
ばんちゃん
もちろんだよ。
ばんちゃん
ばんちゃん
これからも、Stray Kidsは何も変わらないから。
俺たちは、変わらずみんなのリーダーであり、兄であり、仲間だから。

その言葉に、ヒョンジンが力強く頷いた。

ひょんじん
ひょんじん
そうですよね!俺たち、いつまでもStray Kidsです!
俺たちも、ヒョンたちに負けないくらい、幸せなカップルでいます!
ふぃりっくす
ふぃりっくす
ヒョンジニヒョン、僕たちもずっと一緒にいようね!

フィリックスが嬉しそうにヒョンジンの腕に抱きつき、ヒョンジンは満足そうにフィリックスの頭を撫でた。

りの
りの
おいおい、フィリックスくんはヒョンジンに夢中だな。
スンミナ、お前ももっと俺に構ってくれよ....泣
すんみん
すんみん
もう、リノヒョン…。(呆) いつも通りですね。
でも、ヒョンたちが幸せそうで、本当に良かったです!




みんなの笑顔が、チャニヒョンとチャンビンヒョンの心を温かく包んでくれた。

この大きな一歩は、彼らの人生を、そしてStray Kidsの歴史を、さらに色濃く、特別なものにしてくれるだろう。




この日、Stray Kidsのメンバー全員が、それぞれの愛と幸せを掴んだ瞬間だった。




彼らは、音楽と共に、そして愛する人たちと共に、どんな困難も乗り越え、永遠に輝き続けるだろう。









彼らの物語は、これからも続いていく。





ーFin.








こちらでこの小説の番外編を更新していきます!!!

最後まで閲覧ありがとうございました!!!😭

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