第86話

# 疑問
331
2026/03/07 23:06 更新







    葛城は過去を思い出した
    思考を振り払い、
    四季の様子を確認する。
    すると四季の背後に
    悪食顎が迫っていた。


 .
 ( 過去に浸り過ぎた、
   まずい、間に合わない ) 



    葛城は血蝕解放を
    しようとしたが間に合わず
    悪食顎が四季に迫る。
    葛城が顔を歪めると
    悪食顎の口は、
    真っ二つに斬られた。


 .
 ( あの攻撃は…皇后崎か ) 
 .
 ( 最近、何でこんなに
   気が抜けるんだ俺は… ) 
 .
 ( 過去に浸って、
  被害者面なんてしたくない ) 
 .
 ( 気を抜くな ) 



    葛城は自分を叱責し、
    気を抜かないよう、
    警戒を更に強める。
    そして四季と皇后崎の
    様子を見ると、
    何故か喧嘩を始めていた。


 .
 ( …あいつら、
  どこ居ても同じだよな ) 



    葛城は呆れたように
    ため息を零しながら
    二人を見た。


桃引鐙
 何、キャッキャしてんだ? 
桃引鐙
 俺はなぁ、俺以外の 
 デリカシーねぇ奴は嫌いなんだ 



    悪食顎は近くにあった
    ビルも喰い始め、
    それを武器へと変える。
    大量に造られた刃は
    一斉に二人に向けられた。


一ノ瀬四季
 ( この量は… ) 
皇后崎迅
 ( 防げねぇ… ) 
桃引鐙
 次はちゃんと
 死ねるよなぁ、 
 迅坊ちゃん 



    四季と皇后崎は
    即座に防ぎきれないと
    判断し身を守る姿勢を取る。
    その瞬間、ある二人が
    四季と皇后崎のもとへ
    向かった。


    血蝕解放__神獣霊鏡
    血蝕解放__繚乱時雨


 .
 守梟 
無陀野無人
 袖傘ノ露払 
一ノ瀬四季
 え!? 
桃引鐙
 やっぱ居るよなぁ 
桃引鐙
 葛城あなた、
 無陀野無人! 
 .
 今度は間に合った〜 
無陀野無人
 俺の生徒たちに 
 何の用だ?
一ノ瀬四季
 ムダ先、葛先… 
桃井戸颯
 鐙、引くぞ 
 目的は果たした 
桃引鐙
 …まぁ無陀野と葛城と 
 やるのは骨が折れるしなぁ 
皇后崎迅
 まてよ… 
皇后崎迅
 必ず俺がお前を 
 殺してやる…!
桃井戸颯
 そういう台詞はもっと 
 強くなってから言うんだな 
桃井戸颯
 実力の伴わない発言は 
 信用を失くすぞ、迅
 .
 ( …良くも悪くも父親か ) 
桃井戸颯
 それと葛城、無陀野 
 これから世界は荒れるぞ 
無陀野無人
 …あぁ 
桃引鐙
 じゃあな 



    桃の二人は去っていく。
    葛城はそれを確認すると
    先程召喚した守梟を撫でた。
    そして先程は
    気づかなかったが
    ある疑問を持った。


 .
 ( 守梟は前、
  破壊されたよな… ) 
 .
 ( 何で使えるようになってる? ) 



    梟は体を小さくし、
    葛城の手のひらに乗る。
    梟は葛城の瞳を
    見ると首を傾げた。





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