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第3話

🍌 . 1
241
2023/11/26 07:26
 
 太陽に照らされる芝生。

 木陰で目を閉じる鹿。



 こんなに美しい自然があるのは灰銀の国だけ。



 そしてその国で暮らしているのが私。

 今日も今日とて空を見上げては、その奥の世界を想像する。
 
あなた
…あっちの国はどんな国なんだろうね
 
 純白の国と漆黒の国。

 私が見た事ない世界。



 想像するだけで楽しい。
 
   ザワッ
 
あなた
っ!?
あなた
だッ、誰!?
???
わっ、そんなに驚かないでよぉ!
 
 聞こえてきたのは、男の子の声。

 だいたい、中学生くらいだろうか、

 まだ声変りが終わってない、高い声。
 
あなた
あ、の
あなた
貴方、誰ですか?
???
あぁ、えっと、
 鏡音レン 
 鏡音レン 
俺は鏡音レン!
 鏡音レン 
 鏡音レン 
純白の国の騎士だよ!
あなた
なぜ純白の国の騎士様が、灰銀の国に?
 鏡音レン 
 鏡音レン 
うーんとね、純白の国の王様が灰銀の国にとある少女がいるから探して来いって
あなた
ふーん
 鏡音レン 
 鏡音レン 
その子はね、結構すごい魔法が操れちゃうんだって‼
あなた
そうなんだ
 鏡音レン 
 鏡音レン 
…あんまり興味ない?
あなた
うん
 鏡音レン 
 鏡音レン 
ふーん
 鏡音レン 
 鏡音レン 
キミのことなのにね♡
あなた
っ…!?
 鏡音レン 
 鏡音レン 
あれ、怖がってる?♡
 鏡音レン 
 鏡音レン 
ふふっ、かわいッ♡
あなた
やだ、こないでッ…
 鏡音レン 
 鏡音レン 
ねぇ、あなた、俺たちの国においでよ♡
 鏡音レン 
 鏡音レン 
きっと俺たちに堕ちちゃうから♡
 
 すると、レンは私の方へ手を差し伸べる。
 
あなた
やめてッ…
 鏡音レン 
 鏡音レン 
も~、しょうがないな~♡
 鏡音レン 
 鏡音レン 
そんなに俺のことが好きなら…♡
 
   チュッ
 
 鏡音レン 
 鏡音レン 
えへへ♡
 鏡音レン 
 鏡音レン 
これで来てくれるよね?♡
 
 そのあとの記憶は、残っていない。
 
 
 . 
久しぶりの更新すみませんっ🙇🏻‍♀️
 . 
これから時間が空けば、更新していきたいと思います!
 

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