第12話

番外編 3 ツッキー(笑)
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2021/12/30 08:00



夜久「すまねーな、色々迷惑かけちまって」





貴方「いえ大丈夫ですよ。まぁ取り敢えず練習しましょうか」





夜久「だな!!」





取り敢えず..リエーフさんの実力を知るために色々な技をやってもらうことにした











結果は...まぁ下手くそ




形的には大体できているけど...この人バレー初心者?





それだったらまぁここまで下手なのが分かる





だけど..リエーフさんそんな"上手いでしょ!?"という目を向けるのはやめてください




とても言いずらいです






夜久「下手としか言いようがないな」





リエーフ「そんなぁ...」





貴方「リエーフさんはバレー初心者ですよね?」




リエーフさんは図星をつかれたかのようにとてもわかりやすい反応をみせた




リエーフ「な、何故それを..!!?」






貴方「まず動きですかね。形的にはまぁまぁできるようですがちょっとした動作ができていないです。サーブもあともう少し改善した方がいいです」





夜久「すげぇ的確なアドバイス...バレーうまいだけではあるな..」





顎に手を当て感心している夜久。




リエーフは指摘された所を早速直そうと努力をしている






行動が早いのはいい事だ






さらに上を目指している証拠だからね








..ん?あのメガネかけてる子...練習はちゃんとやっているけど....






全くやる気を感じられない







貴方「夜久さん、私少しあっちに行ってきます」





夜久「?あぁ」




リエーフ「そんな..!!!夜久さんだけじゃ俺..!!」




そのあと叫び声が聞こえたけどきっと気のせいだろう





貴方「...君、」




月島「... あなたさんでしたよね?どうしたんですか」






貴方「....バレー、楽しいって思ってる?」





月島「...は?」





月島から出たのは「何言ってんのこいつ」のは?じゃなくて「なんでそれを?」って図星を指されたかのような間抜けな声だった





貴方「君にはやる気が伝わらないんですよ、なので楽しくないのかと..ちがいましたかね?」





月島「初対面の人にそんなこと言われたくないんですけど、」





月島「 何も知らないくせに






これは訳ありなんですかね?でも私はそんなの気にしませんけど





貴方「それは貴方が何も話さないからでは?話してもないのに知らないのは当然でしょう」






月島「っ....」






貴方「まぁ深くは聞きませんが...私から言えるのは一つ」






キッと月島を睨みつけ口を開く





貴方「やる気がないなら、バレー部をやめたらどうです?私は伸び代がある人しか育てたくないので。だって...無意味でしょう?伸び代がない人を育てたって。」





貴方「貴方が思ってることと同じですよ...頑張っても意味がない?それは誰が決めたんですか?」






月島「なに、お説教を聞くつもりなんてないんだけど...っ」




貴方「質問に答えてください。余計な話はいりません」





月島「..自分」




あなたから目を逸らしながら答えた月島






その顔を掴み無理矢理自分の方へと向けた




その時の表情は親が子を叱る時のようだった





貴方「努力を実力に変える。力を自分のものにした時バレーにハマる瞬間は...結構近くかもしれないよフフッ」




最後に優しく微笑みかける。その表情を見るなり月島は目を大きくした




月島「..!!」






貴方「ん、私そろそろ行きますね。」





あとは月島がどう言った判断をするかで決まる





それまで見守るだけだ





日向達の方へ行こうとした瞬間急に首根っこらへんを掴まれた




後ろを振り向くと鶏の頭にある赤いやつをすぐに思い浮かべた




貴方「.....トサカ..ヘッド..??」




赤葦「ふ、フフッ..」




黒尾「あかーし〜?何笑ってるんだ??」


 
    


個性的な人ですねぇ..




黒尾「それより、俺ら第二体育館で練習するんだけど、見てくれる?」




貴方「いいですよ」






ーーーー体育館ーーーー




にしても、体育館二つあるんですね。どこぞの金持ちでしょうか?





木兎「お、お前さっきのすげえ奴じゃねーか!!」





貴方「どうも」




黒尾「んじゃーさっさと練習はじめっか!!」




ガララ...




練習を始めようとした瞬間、第二体育館の扉か開いた




入ってくる人を見るなり(名前)は口角を上げた






貴方「来ましたか、月島さん」





黒尾はニヤニヤしながら月島に近寄った





黒尾「おやおやおや〜?ツッキーくーん練習に参加するんですか〜?」





月島「...はい」





木兎「!?」





月島「練習に入れてください」





黒尾「へぇ...やる気十分。」





貴方「フフッ..来てくれるのを楽しみにしてましたよ」




月島「あなたさん....色々ありがとうございました
 あと..あの時はあんな言い方してスミマセン」





月島さんって謝れるんだ....(((




少し意外かもしれない





貴方「いえ特に気にしていなので大丈夫ですよ。」





黒尾「なんかあったん感じ〜?俺にも教えてくださいヨ」




貴方「フフッ..プラバシーのない人は嫌われますよ」





満面の笑みで返してやった




月島は言葉を聞くなり小悪魔のような笑みを見せた




月島「フッ...言われてますよ黒尾さん」






黒尾「ウルセー!!」





月島さんはもう大丈夫そうですね...これからも上を目指せるでしょう








そのあとは黒尾さん達の練習を見てダメな所を指摘して1日が終わろうとしていた














猫又「君のおかげで助かった、みんなもいい経験になったと思うよ」





貴方「それは良かったです」





腕を組み思い出すかのように少し上を見つめた鳥養





鳥養「そういや月島もなんだか雰囲気変わったような気がすんな...」





貴方「まぁ確かに月島さんは変わりましたね。良かったです」




これで終わりですかね...





あ、私そろそろ帰らないといけないですね...





穴を見つけたら飛び込めばいいですし(((






貴方「では私はそろそろ行きますね、さようなら」





鳥養「あ、あぁ..(あいつ帰れんのか..?)」




猫又「また会えたらまたよろしく頼むよ」





それはそれでめんどくさいですね...




なんだか長い1日だったなぁとしみじみ思う





もうすぐで日が暮れる。早く穴を見つけないと...




で、あとは飛び込むだ....け!?






穴を探している時、自分が立っている地面に穴が空いた







貴方「...いつも急じゃないですか?これ..」





そのまま私は下へと落ちてしまった...









(そのあとカレコレ屋のクッションに落ちますた。落ちるところはランダムのようですby(名前))

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