~??side~
私は……、私は本気で木葉先輩が好きなの。
好きなのに…思い浮かんだのがキバ先輩だったの。
茅ケ崎 悠理 梟谷1年。
私はちゃんと本気なの。
腕を無理やり…絡めて歩いてたら木葉先輩が静かに泣き始めた。
どうしよっ、、木葉先輩泣いてるっ、、
背中さすったらいいの、?……違う、そんなのダメ、
余計泣いちゃったら……、?
誰か……ほら、一緒にいた木兎さんとかいいんじゃないの、?
だって木兎さん面白いじゃん、、!!!
木葉先輩が笑顔にな…………
キバ『コ~ノハ♡……ふっ…………あんたビビりすぎでしょw』
木葉先輩「おまっ…はぁ、ww」
……何してるんだろ…、よりによってキバ先輩思い浮かぶの…w
木葉先輩の隣には……キバ先輩がいいんだ…………、
私じゃ……
私は木葉先輩を置いて走って、キバ先輩の元に向かった。
隣には赤葦さんがいて。
あぁ……だめだ、、キバ先輩…私が木葉先輩にアタックしてるって分かってるじゃんか…私が…木葉先輩に近づいてたの目の前で見てたじゃんか……
なんで……怒んないの……怒ってる顔しないの……なんで優しい顔なの……
_______________ ぁ 、 、 、
違う……キバ先輩…手、震えてる……。
なんで……キバ先輩が…こんなに苦しそ………ぁ、、私のせいだ。
私が……あんなにベタベタしてたから……必死になってたから……
私はキバ先輩の腕を掴んで必死に訴える。
楽しむ場のプールで何やってるんだろう。馬鹿だよ。ほんと。
でも………私は木葉先輩が好きだから、この人しかいないんだ……
え…?だって"彼女じゃないから"行かないもんじゃないの、?
、、あぁそっか。
"彼女じゃないからこそ"
言えることもあるんだ…、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。