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第1話

本文
238
2021/09/28 09:06 更新
茜 
茜 
あ、先生。いらっしゃい!
茜 
茜 
今日もよろしくお願いします。
桐生
桐生
はい、よろしくお願いします(笑)
桐生
桐生
じゃあ、前回の続きからね
桐生
桐生
宿題はやっておいた?
茜 
茜 
うん、やったんだけど・・・
<ページをめくる音>
桐生
桐生
あれ、途中だね
どした?わかんなかった?
茜 
茜 
ちょっと、集中できなくて・・・
桐生
桐生
ふーん?珍しいね、茜ちゃんが集中できないなんて
いつも宿題はしっかりやってくるのに・・・
茜 
茜 
ごめんなさい・・・
桐生
桐生
いいよいいよ、そんな時もたまにはあるでしょ
とりあえず、まずはわかったところまで復習してみようか
茜 
茜 
はい!
<シャーペンで書く音>
桐生
桐生
・・・で、ここはこの公式で・・・
ここまでは大丈夫?
茜 
茜 
うん・・・
桐生
桐生
やっぱり、集中できてないね
茜 
茜 
そう・・・かな・・・
桐生
桐生
うん
・・・よし!
<ノートを閉じる音>
桐生
桐生
今日はもう終わり!
茜 
茜 
え?
桐生
桐生
今日は、もうやめよう
茜 
茜 
え・・・
桐生
桐生
茜ちゃん、よっぽど気になることでもあるんでしょ?
全然集中できてないじゃん。これで教えたって意味ないよ
茜 
茜 
う・・・ごめんなさい
桐生
桐生
謝らなくていいけどさ
ただ、このままじゃ勉強に支障出るだろうし
俺でよければ話聞くから、悩みがあるなら言ってみて
茜 
茜 
でも・・・
桐生
桐生
いいから
俺は茜ちゃんの家庭教師だけど、一応年上のお兄さんでもあるからさ
悩みがあるなら聞くよ
茜 
茜 
・・・その、
悩み、というか
桐生
桐生
うん?
茜 
茜 
その、桐生先生・・・
桐生
桐生
ん?
茜 
茜 
彼女、できた?
桐生
桐生
・・・え?
なんで、そんな風に思うの?
茜 
茜 
いやその、最近、先生すごく良いニオイするし
髪も染めたり、どんどんカッコよくなっていってる気がして
学校の友達に相談したら、『彼女ができたんじゃないか』って言われて・・・その・・・
桐生
桐生
それが、茜ちゃんが勉強に集中できない理由?
茜 
茜 
・・・はい・・・
桐生
桐生
えぇ・・・(笑)
茜 
茜 
その、彼女ができたんなら、私・・・先生のこと応援しなきゃって思って
桐生
桐生
うん
茜 
茜 
どうなんですか・・・
桐生
桐生
どうなんですか、って(笑)
可愛い
茜 
茜 
えっ
桐生
桐生
ふふ(笑)
茜 
茜 
なんで、楽しそうなんですか・・・
桐生
桐生
んー、なんか焦ってる姿が可愛いなぁって
茜 
茜 
可愛いとか、すぐ言わないでください
どうせ誰にでも言うんでしょ
桐生
桐生
そんなことないよ
茜 
茜 
絶対嘘だ
桐生先生、モテそうだもん
桐生
桐生
そう?
茜 
茜 
否定しないんだ
桐生
桐生
まあ、大学ではそこそこモテるよ
茜 
茜 
やっぱり・・・
大学生の女の人って、キレイでしょ
桐生
桐生
うーん・・・オシャレだったりするよね
茜 
茜 
髪染めたり、ネイルしたり
桐生
桐生
そうそう
茜 
茜 
先生も、そういう人がいいの?
桐生
桐生
キレイな子は好きだよ
茜 
茜 
・・・
桐生
桐生
ただ、見ためは確かに大事だけど、それより俺は、何かを一生懸命頑張ってる子が好きかな
茜 
茜 
一生懸命頑張ってる子・・・
桐生
桐生

受験勉強とかね
茜 
茜 
先生、キライ
桐生
桐生
え?なんで
茜 
茜 
だってすぐからかうから
桐生
桐生
えー・・・笑
桐生
桐生
本当に、キライ?
桐生
桐生
言って
茜 
茜 
・・・キライじゃないです・・・
桐生
桐生
じゃあ、好き?
茜 
茜 
すきです・・・
桐生
桐生
よろしい
茜 
茜 
なんで、満足そうなんですか
桐生
桐生
生徒に好かれてたらうれしいよ
茜 
茜 
そう、ですか
桐生
桐生
あ、
そういえば俺
彼女なんてできてないよ
茜 
茜 
本当?!
桐生
桐生
うん
良いニオイがするのは、最近香水をつけてるから
茜 
茜 
香水・・・
桐生
桐生

これ
<荷物を漁るような音>
茜 
茜 
これ・・・先生がつけてる香水?
桐生
桐生
うん。手、かして
<香水を吹きかけるような音>
茜 
茜 
あ・・・
<ニオイを嗅ぐ音>
桐生
桐生
うん、俺と一緒のニオイだね
茜 
茜 
待って、
茜 
茜 
ドキドキして、ヤバイです・・・
桐生
桐生
ドキドキする?
茜 
茜 
うん・・・死にそう・・・
桐生
桐生
子供だなあ(笑)
茜 
茜 
なんで、急に香水なんてつけるようになったの?
桐生
桐生
茜ちゃんに、俺のニオイだって覚えて欲しかったから、かな
茜 
茜 
え・・・
桐生
桐生
ちょっと予想外な方向に効果が出ちゃったみたいで焦ったけど(笑)
勉強の邪魔になっちゃったみたいで、ごめんね
茜 
茜 
え、いや、全然、だ、大丈夫・・
桐生
桐生
大丈夫じゃなさそう(笑)
茜 
茜 
私に覚えて欲しい、って
先生、それってどういう・・・
桐生
桐生
ん?
さあ
茜 
茜 
なに、それ・・・
桐生
桐生
顔真っ赤じゃん
茜 
茜 
先生が、手、放してくれないから
桐生
桐生
あ、ごめん
<手を放す物音>
桐生
桐生
照れすぎじゃない?
茜 
茜 
照れてません、
桐生
桐生
・・・もー、
可愛すぎ
茜 
茜 
えっ・・・
<ハグシーン>
桐生
桐生
俺と同じ、香水のニオイがする
茜 
茜 
先生、ちょっと、待って
桐生
桐生
嫌?
嫌ならやめるよ
茜 
茜 
え・・・
嫌じゃ、ないです・・・
桐生
桐生
じゃあ、もう少しだけこうさせて
茜 
茜 
先生、
桐生
桐生
ごめんね、急にこんなことして
茜 
茜 
いや、全然大丈夫です・・・
桐生
桐生
茜が可愛かったから、つい
茜 
茜 
私のこと、からかってるんですか?
桐生
桐生
・・・からかってるように見える?
茜 
茜 
だって、先生、余裕そう・・・
桐生
桐生
そりゃ、年上だし
茜 
茜 
・・・先生、なんか今日イジワルだ
桐生
桐生
そうかな
茜 
茜 
こんなんじゃ、余計勉強に集中できないよ
桐生
桐生
それは困ったな
茜ちゃんの成績が落ちたら、家庭教師クビになっちゃうよ俺
茜 
茜 
え!??
本当に??
桐生
桐生
・・・まあ、ありえない話ではないかな
茜 
茜 
え・・・どうしよう・・・
先生に会えなくなっちゃう・・・?
・・・(泣き声)
桐生
桐生
え、なんで泣くかな?!
茜 
茜 
だって・・・先生に教えてもらえるから、勉強だって楽しかったのに・・・
先生がいなくなっちゃうって考えたら・・・
桐生
桐生
大丈夫だから、泣くなって
茜 
茜 
でも・・・私がこんなままだったら、先生もう来てくれないんだよね・・・?
桐生
桐生
あー・・・
じゃあ、これで安心する?
<キス音>
桐生
桐生
好きだよ
茜の成績が落ちても、俺が家庭教師じゃなくなっても、いつでも会いに来るから
これで、俺がいなくならないって安心できる?
茜 
茜 
え・・・
先生・・・それって
桐生
桐生
うん
俺と付き合って
これからは、先生と生徒じゃなくて、彼氏としても会ってほしい
まあ、勉強もちゃんと教えるけど
茜 
茜 
え・・・
は、はい
桐生
桐生
良かった
これで、頑張れる?
茜 
茜 
うん・・・!
桐生
桐生
はい!じゃあ13ページ開いて
茜 
茜 
え!??
桐生
桐生
当たり前でしょ。勉強はしっかりしてもらわないと
茜 
茜 
う・・・
桐生
桐生
茜が頑張って勉強して、成績上がったら、・・・またキスしてあげるから
茜 
茜 
え・・
桐生
桐生
キス以外もしちゃうかもだけど
茜 
茜 
え!!!
桐生
桐生
はい、エロいこと考えてないでさっさと勉強してね~
茜 
茜 
はい・・・

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