
あ、先生。いらっしゃい!

今日もよろしくお願いします。

はい、よろしくお願いします(笑)

じゃあ、前回の続きからね

宿題はやっておいた?

うん、やったんだけど・・・
<ページをめくる音>

あれ、途中だね
どした?わかんなかった?

ちょっと、集中できなくて・・・

ふーん?珍しいね、茜ちゃんが集中できないなんて
いつも宿題はしっかりやってくるのに・・・

ごめんなさい・・・

いいよいいよ、そんな時もたまにはあるでしょ
とりあえず、まずはわかったところまで復習してみようか

はい!
<シャーペンで書く音>

・・・で、ここはこの公式で・・・
ここまでは大丈夫?

うん・・・

やっぱり、集中できてないね

そう・・・かな・・・

うん
・・・よし!
<ノートを閉じる音>

今日はもう終わり!

え?

今日は、もうやめよう

え・・・

茜ちゃん、よっぽど気になることでもあるんでしょ?
全然集中できてないじゃん。これで教えたって意味ないよ

う・・・ごめんなさい

謝らなくていいけどさ
ただ、このままじゃ勉強に支障出るだろうし
俺でよければ話聞くから、悩みがあるなら言ってみて

でも・・・

いいから
俺は茜ちゃんの家庭教師だけど、一応年上のお兄さんでもあるからさ
悩みがあるなら聞くよ

・・・その、
悩み、というか

うん?

その、桐生先生・・・

ん?

彼女、できた?

・・・え?
なんで、そんな風に思うの?

いやその、最近、先生すごく良いニオイするし
髪も染めたり、どんどんカッコよくなっていってる気がして
学校の友達に相談したら、『彼女ができたんじゃないか』って言われて・・・その・・・

それが、茜ちゃんが勉強に集中できない理由?

・・・はい・・・

えぇ・・・(笑)

その、彼女ができたんなら、私・・・先生のこと応援しなきゃって思って

うん

どうなんですか・・・

どうなんですか、って(笑)
可愛い

えっ

ふふ(笑)

なんで、楽しそうなんですか・・・

んー、なんか焦ってる姿が可愛いなぁって

可愛いとか、すぐ言わないでください
どうせ誰にでも言うんでしょ

そんなことないよ

絶対嘘だ
桐生先生、モテそうだもん

そう?

否定しないんだ

まあ、大学ではそこそこモテるよ

やっぱり・・・
大学生の女の人って、キレイでしょ

うーん・・・オシャレだったりするよね

髪染めたり、ネイルしたり

そうそう

先生も、そういう人がいいの?

キレイな子は好きだよ

・・・

ただ、見ためは確かに大事だけど、それより俺は、何かを一生懸命頑張ってる子が好きかな

一生懸命頑張ってる子・・・

そ
受験勉強とかね

先生、キライ

え?なんで

だってすぐからかうから

えー・・・笑

本当に、キライ?

言って

・・・キライじゃないです・・・

じゃあ、好き?

すきです・・・

よろしい

なんで、満足そうなんですか

生徒に好かれてたらうれしいよ

そう、ですか

あ、
そういえば俺
彼女なんてできてないよ

本当?!

うん
良いニオイがするのは、最近香水をつけてるから

香水・・・

そ
これ
<荷物を漁るような音>

これ・・・先生がつけてる香水?

うん。手、かして
<香水を吹きかけるような音>

あ・・・
<ニオイを嗅ぐ音>

うん、俺と一緒のニオイだね

待って、

ドキドキして、ヤバイです・・・

ドキドキする?

うん・・・死にそう・・・

子供だなあ(笑)

なんで、急に香水なんてつけるようになったの?

茜ちゃんに、俺のニオイだって覚えて欲しかったから、かな

え・・・

ちょっと予想外な方向に効果が出ちゃったみたいで焦ったけど(笑)
勉強の邪魔になっちゃったみたいで、ごめんね

え、いや、全然、だ、大丈夫・・

大丈夫じゃなさそう(笑)

私に覚えて欲しい、って
先生、それってどういう・・・

ん?
さあ

なに、それ・・・

顔真っ赤じゃん

先生が、手、放してくれないから

あ、ごめん
<手を放す物音>

照れすぎじゃない?

照れてません、

・・・もー、
可愛すぎ

えっ・・・
<ハグシーン>

俺と同じ、香水のニオイがする

先生、ちょっと、待って

嫌?
嫌ならやめるよ

え・・・
嫌じゃ、ないです・・・

じゃあ、もう少しだけこうさせて

先生、

ごめんね、急にこんなことして

いや、全然大丈夫です・・・

茜が可愛かったから、つい

私のこと、からかってるんですか?

・・・からかってるように見える?

だって、先生、余裕そう・・・

そりゃ、年上だし

・・・先生、なんか今日イジワルだ

そうかな

こんなんじゃ、余計勉強に集中できないよ

それは困ったな
茜ちゃんの成績が落ちたら、家庭教師クビになっちゃうよ俺

え!??
本当に??

・・・まあ、ありえない話ではないかな

え・・・どうしよう・・・
先生に会えなくなっちゃう・・・?
・・・(泣き声)

え、なんで泣くかな?!

だって・・・先生に教えてもらえるから、勉強だって楽しかったのに・・・
先生がいなくなっちゃうって考えたら・・・

大丈夫だから、泣くなって

でも・・・私がこんなままだったら、先生もう来てくれないんだよね・・・?

あー・・・
じゃあ、これで安心する?
<キス音>

好きだよ
茜の成績が落ちても、俺が家庭教師じゃなくなっても、いつでも会いに来るから
これで、俺がいなくならないって安心できる?

え・・・
先生・・・それって

うん
俺と付き合って
これからは、先生と生徒じゃなくて、彼氏としても会ってほしい
まあ、勉強もちゃんと教えるけど

え・・・
は、はい

良かった
これで、頑張れる?

うん・・・!

はい!じゃあ13ページ開いて

え!??

当たり前でしょ。勉強はしっかりしてもらわないと

う・・・

茜が頑張って勉強して、成績上がったら、・・・またキスしてあげるから

え・・

キス以外もしちゃうかもだけど

え!!!

はい、エロいこと考えてないでさっさと勉強してね~

はい・・・
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