【おんりーside】
バトラーさんを待つ間、各自解散して荷物整理などをすることになった。
自分の荷物を取り出しつつ、少しぼーっとする。
なんか……、
今日だけでいろいろあったなぁ…
まだお昼なのに、めっちゃ疲れたぁ…
ま、仲良くなれそうな友達ができてよかったけどね
ドズルさんと、ぼんさんと、おらふくんと、MEN。
…絶対に、初めて聞いた名前なんだけど。
なんだか…
…………………。
…なんか、引っかかる感じがするんだよね
なんなんだろ…
……多分、気のせいだよね
みんな、珍しい名前だから、一度会っていたら忘れるはずがないもん。
さ、バトラーさんもいつ戻ってくるかわかんないし、早く片付けちゃお!
しばらくしてリビングに戻ると、すでに4人とも集まっていた。
やば、考え事してたから遅かったかも…?
ソファに座ったおらふくんが手招きする。
隣に座るとおらふくんが口を開く。
そんな、言うほどのことしてないけどなぁ…
どこから説明しようかなぁ…
過去に記憶を巡らせた時。
突然、目の前の空間が歪む。
びっくりしすぎて変な声が出た。
いや、そんなことより……
おらふくんの声にやっと正体に気づく。
声、聞こえてた…?
恥ず…………
騒ぐ声に気づいたのか、少し遠くで話していた他の
3人も寄ってくる。
え、俺?
なんで………?
おらふくんの表情がどこか険しくなったような気が
した。
…今、なんて言ってた?
あんま聞こえなかったや……
なんか、気になることが多いけど………
とりあえず待つか。
言い終わる頃には、バトラーさんの姿は消えていた。
みんなで雑談していると、どこからか鐘の音が聞こえてくる。
え、もう1時間経ったんだ。
そう思ったところで、再び気配が現れる。



















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。