目黒side
バチバチッ。
ジュー、ジュー、。
ハンバーグを焼きながら俺は思った、。
なぜ、俺が選ばれたのか。
そして…康二が1ヶ月しか寿命がないこと。
1ヶ月間、楽しんでもらわなきゃな。
ジュー、。
…やばっ、ハンバーグ焦げちゃうっ、。
蘢盍ってなんだ!?
どこの言葉だよ!
ジャ キン レーオ ナ…。
ポチッ。
ジャ キン レーオ ナ(จะกินแล้วนะ)
(意味:食べるね←いただきますにもなる)
この文字…タイ!?
タイ語ってこと!?
世界まで似てるのかよ…w。
妖精の国すげぇーな。
美味しそうに食べてくれて俺は嬉しいよ…。
これからは俺に任せてね。康二。
しっかり、楽しませて、支えてあげる。
あ、康二妖精だからハンバーグ普通の大きさで作っちゃだめじゃん。
人間…!?
そういえば言ってたな。
人間になれるって。
次回人間なるよ☆
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。