第2話

2 生徒会
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2025/05/26 21:58 更新
🐣
🐣
ねぇ、今日の午後生徒会の顔合わせがあるらしいけど、知ってる?

🐶
🐶
ちょっと待って、生徒会って何?
聞いてないんだけど…そんな話
🐣
🐣
あれ、知らない?
寮長って生徒会ってのに入るんだよ
🐶
🐶
自動的に?
🐣
🐣
うん。8つの寮があるから、、8人!
今年はスンミナとは別に新入生が寮長になったんだって。すごいよね!
🐣
🐣
たしかねー名前が、、
ジョンイナ…だったかな?


新入生で寮長をやるなんて
僕よりもだいぶ心労がすごそうだなぁ



きっと優秀な人なんだろう


僕、ほんとにそんな中に入っていけるかな…
🐶
🐶
そうなんだ、仲良くできたらいいな
🐣
🐣
そうだね!
僕たちもう先輩だから頑張らないと!
じゃあこれから選択授業だよね?
また午後迎えにくるね!
🐶
🐶
ありがとう




午後、リクスと合流したあと
早速生徒会室に向かった。



生徒会には一棟の建物が与えられていて、
そこの中に生徒会室があるらしい。





にしても、どうしてこんなにスペースがいるんだろう
調理室とか実験室まであるらしいし。






生徒会棟の廊下は、普通の教室棟とはまるで違う雰囲気だった。








重厚な木の扉と、魔法を組み込んだ照明が静かに灯る中、足音だけが響く。
🐣
🐣
緊張してる?


隣を歩くフィリックスが、いつもの柔らかな声で尋ねてくる。



僕はほんの少しだけ頷いた。


🐶
🐶
……してないって言ったら嘘になるかも
🐣
🐣
うん。そう言うと思ってた!


リクスは優しく笑った。
🐣
🐣
大丈夫だよ。もう僕らは、ちゃんと
“仲間”だから。


その言葉にほんの少し肩の力が抜けた気がした。









 

 ──そして、生徒会室の扉が開いた。


部屋の中には、すでに何人かが集まっていた。



一番奥に立つのは
学園最強と名高い、生徒会の頂点。
4年生のバンチャンさん








その隣から冷静沈着、氷の刃を操る魔術士
4年生のリノさん








力と爆発力の化身、“轟炎”の異名を持つ男
3年生のチャンビンさん





風と水の舞踏士、魔法学園の美しき嵐
同い年、ヒョンジンさん








電撃頭脳、“ひらめき”と“速度”の申し子
こちらも同い年、ハンさん





ちなみにフィリックスは
光を宿す癒し手
“奇跡の微笑み”……という異名があるらしい。






そして僕たちが入ってきた扉の近くに
見慣れない顔がひとつ。








🐺
🐺
それじゃあ、全員揃ったし始めようか
🐺
🐺
まず今年度からの新寮長を紹介しよう。
エーテリア寮長2年生キム・スンミン
オーラクレスト寮長1年生ヤン・ジョンイン
🦊
🦊
はじめまして、これからよろしくお願いします
🐶
🐶
よろしくお願いします




ジョンインの声は高いけれど静かで芯がある。







それは、最初のかわいらしい印象とは違って
妙に印象に残った。



🐺
🐺
さて、それじゃあ顔合わせもかねて
簡単な自己紹介から始めようか



バンチャンの優しい声が響き、生徒会の空気が一気に
暖かいものへと変わる。







 

その中で、僕は──ほんの少しだけ、ジョンインの方を見た。







 あの目は、きっと自分と同じ。
 まだこの場所に慣れていない目。










だけど、それでもここでやっていこうと決めた人間の目だ。










そんな気がして、少しだけ、口元が和らいだ。

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