呆然とその遺体を彼は見つめた。
たん、と地面を蹴ると綺麗に宙を飛び上がる。その後、空中で少し身体を捻らせるとごっ、と蹴りをいれる。
ぱんぱん、と服を払いながら彼は立ち上がる
しん、とその場が静まりかえる。何も起こらず、誰の悲鳴も苦しむ声も響かなかった。
ふっ、と音もなく背後にイトは居た。
双が走り、咄嗟に服の裾を引っ張る。
その数秒の差で鈴華がいた場所に斬撃が放たれる。
そう言い、また辺りに斬撃を放つ。
きぃん、と音を立ててイトを地面に叩きつける。
蔓を蛇のように動かし、追撃を食らわせる。
がっ、と目を見開く。
しかし、フードの下からはその目は見えない。
指を鳴らすと真っ黒な世界に変わる。
嫌な雰囲気。
ぞっ、と鳥肌が立つ雰囲気
〈斬風〉
音もない斬撃が全員を襲う。
痛む身体を起こす。
あたりに動けない仲間を眺める。
軽くですんだ胸の辺りの傷を抑える。
正直……舐めていた。
こんな強いなんて。いや、違う
こいつは黒幕じゃないか。
NEXT▶︎
完結まで 2話
次回は朝8時と20時公開です!なので次回更新土曜か日曜になります(((
手首ちょっと痛めたのでもしかしたら遅れるかもです……😭






















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。