第53話

46話 。
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2025/04/23 11:00 更新
鈴華
鈴華
ッ……フラ……ン
 呆然とその遺体を彼は見つめた。
イト
イト
嗚呼、いい……浸れ。絶望に
西行寺 天音
西行寺 天音
『うーん、どうやらアイツの弱点は首……じゃないのかな』
西行寺 天音
西行寺 天音
『はぁ……まじ厄介』
七海律
七海律
…えらい呑気やなぁ…
西行寺 天音
西行寺 天音
『うん、ボクはマイペースだよ?』
西行寺 天音
西行寺 天音
『だから1つずつ弱点を見つけて行くしかないね』
たん、と地面を蹴ると綺麗に宙を飛び上がる。その後、空中で少し身体を捻らせるとごっ、と蹴りをいれる。
イト
イト
……はぁ。小娘が。
ぱんぱん、と服を払いながら彼は立ち上がる
雨戯双
雨戯双
ッ……またあれ来たらッ……
イト
イト
異能「???????」


しん、とその場が静まりかえる。何も起こらず、誰の悲鳴も苦しむ声も響かなかった。
如月美宵
如月美宵
何も……起こらない?
イト
イト
チッ……
西行寺 天音
西行寺 天音
『……睨んだとおりだ。……彼奴はランダムでしか相手にダメージを返せない。』
ヴァリー・ベレッチェリュアー
ヴァリー・ベレッチェリュアー
やはり弱点はありましたね……
シアン・ルベウス
シアン・ルベウス
でも、また急所は見つけられてない……
朝霧 結菜
朝霧 結菜
……少しずつ見つけていくしかないよ。
鈴華
鈴華
……そうだな
鈴華
鈴華
(…弱点は…脳か?腹か?……いや、考えろ……今までの基準で考えるな……)
鈴華
鈴華
(此奴は……今迄の奴らとは違う。……あの化け物共の頂点なんだ)
イト
イト
考え事か?狐。
ふっ、と音もなく背後にイトは居た。
雨戯双
雨戯双
っ……!
双が走り、咄嗟に服の裾を引っ張る。
イト
イト
「斬撃」
その数秒の差で鈴華がいた場所に斬撃が放たれる。
鈴華
鈴華
っ……助かった。雨戯。
雨戯双
雨戯双
い、いえ……これ以上……僕の目の前で人は死んで欲しくないんです……
イト
イト
くだらないな。
イト
イト
人は必ずしも死ぬ物なんだ。
そう言い、また辺りに斬撃を放つ。
シアン・ルベウス
シアン・ルベウス
っ……下手に近づいたら……斬られて即お陀仏……
幽冥 理仁
幽冥 理仁
それだけは何としても避けたい……っす
西行寺 天音
西行寺 天音
『っ……あー、ホント厄介……めんど』
朝霧 結菜
朝霧 結菜
っ……なら私が……「重力」
きぃん、と音を立ててイトを地面に叩きつける。

如月美宵
如月美宵
っ……!結菜ちゃん……!何かあったら……
七海律
七海律
っ……ほんまえらいリスクとるなあ……
イト
イト
効いたよ。小娘
鈴華
鈴華
……「蔓」
蔓を蛇のように動かし、追撃を食らわせる。
イト
イト
っ……貴様らは「絶望」を見せてくれないな。
がっ、と目を見開く。
しかし、フードの下からはその目は見えない。
幽冥 理仁
幽冥 理仁
…っ……これ……やばい感じが……
ヴァリー・ベレッチェリュアー
ヴァリー・ベレッチェリュアー
おやまあ……
イト
イト
貴様らに絶望を見せてやる。
イト
イト
とびきりのな
指を鳴らすと真っ黒な世界に変わる。






嫌な雰囲気。
ぞっ、と鳥肌が立つ雰囲気
西行寺 天音
西行寺 天音
『……まただ。この雰囲気』
鈴華
鈴華
っ……貴様ら防───
イト
イト
異能




〈斬風〉


音もない斬撃が全員を襲う。
七海律
七海律
っ……!
西行寺 天音
西行寺 天音
『え……』

























痛む身体を起こす。

あたりに動けない仲間を眺める。
西行寺 天音
西行寺 天音
『……っ……ぁ……』
軽くですんだ胸の辺りの傷を抑える。
正直……舐めていた。

こんな強いなんて。いや、違う

こいつは黒幕じゃないか。
西行寺 天音
西行寺 天音
『……本当の化け物だ。こいつは』
NEXT▶︎
完結まで 2話


次回は朝8時と20時公開です!なので次回更新土曜か日曜になります(((

手首ちょっと痛めたのでもしかしたら遅れるかもです……😭

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