次の日 学校
れるくんのことが好きだと気づいてしまってから、なんだかれるくんのことを直視できなかった。きっと、見てしまうと今までよりもっと好きになってしまうから。本来であれば、れるくんと付き合うのはあの、陽キャの輪に居る女の子だろう。
心苦しい決断だが、これが運命だ。きっと私なんかに告白されたってれるくんが困るだけだと思うから。
このままでいい。
陰キャは、引き立て役に。
陽キャは、主役でスポットライトを浴びる。
そうして私は陰キャとしてこの恋を、この想いを終わらせる。
数日後 Reru side
最近、あなたの下の名前がれるを避けている気がする。
前みたいに音楽室にも来てくれないし、、、。
もしかして、れるのことを嫌いになってしまったのだろうか、?
そうして、自分はこえくんに洗いざらい全てを吐き出した。こえくんはライバルだし、本当は弱音なんか吐きたく無いけど、今回ばかりはそんな意地をはっていたらこの現状に自分が持たない。
あなたside
急に話しかけてきたのは、明るくて人気のある五月雨さんだ。
れるくん同様で陽キャな彼が一体、私になんのようなのだろうか。
空き教室に呼ばれるとは、、、。
何か粗相をしたのかもしれない。どうしよう、一軍陽キャを怒らせてしまったのかも。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。