第4話

転校初日の挨拶、全力投球
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2026/04/03 09:00 更新
篠田 雨霸
えーっとな、普通に横にスライドさせるんだ
篠田 雨霸
ほら、こうやって………
謎に汗をかきながら、雨覇は説明をしてくれる。
実際に扉を開いてくれる説明方法は、凄く分かりやすい。ガラスがついているから、割る物だと思っていたが、開くらしい。
猫屋敷 羅輝
なるほどね、ありがとう。
猫屋敷 羅輝
こうやって……
雨覇の真似をしながら、扉を開く。
力を一切込めずに、扉を開くことができて、感動を覚える。
猫屋敷 羅輝
凄いよ、雨覇!扉が開いた!
篠田 雨霸
ソウダネー…
雨覇は何故か、半笑いで私の言葉に肯定を示す。
それに疑問を覚えるが、解決できなそうな疑問だったから、考えることをやめた。
猫屋敷 羅輝
これ、すぐ壊れない?
猫屋敷 羅輝
力込めたらすぐ割れそうだね
篠田 雨霸
割ろうと考えるの羅輝くらいだわ
何故かそう突っ込まれる。敵襲があったとき、どうするのだと思ったけれど、敵襲を経験したことがないのだろう。そうしたら割れそうなドアにする理由も分かる。
猫屋敷 羅輝
じゃあ私はしょくいんしつ?に入る
猫屋敷 羅輝
ここまでありがとう
篠田 雨霸
はいよ、困ったときはお互い様よ
雨覇は軽く手を振って、来た道を引き返す。
それに私も手を振り返す。これは、魔法少女のときに学んだ礼儀だ。
猫屋敷 羅輝
…ごきげんよう?
そう言いながら、しょくいんしつ?へと入る。
ごきげんようという挨拶は位の高い挨拶らしい。
あ、転校生ですね。
先生……だよね。うん多分。しょくいんしつとやらは先生がいるところなのだろう。多分。
猫屋敷 羅輝
はい、そうらしいです。
あなたのクラスは、1年B組です。
教科書類がまだ届いてなくて…すみません。明日には家に届くと思うのですが
クラスメイトに見せてもらってください。
それでは行きましょうか。
話を半分くらい聞き流していたが、先生が立ち、しょくいんしつを出るから、私もそれについていく。

1年B組は、確か雨覇のクラスと同じだ。
呼んだら入ってきてくださいね。
1年B組のきょうしつ?の前で待たされる。
この扉はしょくいんしつと同じ開け方だろうか。
違うとなれば、開け方がわからない。雨覇に助けてもらわなければいけない。
今日は、ホームルームの前に転校生を紹介します。
では、入ってきてください
教室内で、先生がそんな言葉を言う。クラスが少しざわめきに包まれたのが分かった。
そして、私にきょうしつに入れと言っているのだろう。

扉に手をかけて、スライドさせるが、中々開かず、少し力を込めると、扉が外れてしまった。
猫屋敷 羅輝
……?
篠田 雨霸
………マジかよ

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