第22話

21話
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2024/04/06 22:00 更新
流星
大ちゃん、いらっしゃい。
大吾
うふふ、流星、おはよう。
流星
とりあえず、俺の部屋でもええし、今日はママいないからリビングのテーブルでしてもええけど、どうする?
大吾
姉ちゃんおるんやろ?流星のお部屋行こか。
流星
そうやな、お茶とか持っていく。
大吾
一応、お弁当作ってきた。
あと、これ、うちのおかんから。プリンなんやけど、夜家族みんなで食べて。
流星
ありがとう。お弁当も楽しみ。
それから大ちゃんと一緒に夏休みの課題に取り掛かる。2人だけの空間ではあるけど、今日は僕も大ちゃんも課題を終わらせる事に集中した。夏休み1日でも多く大ちゃんとの思い出が欲しくて。
流星
大ちゃん、そろそろ一回お昼休憩にしようか?
大吾
うん、そうやな。
流星
大ちゃんの作ってくれたお弁当、楽しみ。
大吾
愛情だけは自信ある。
ママ以外の作ったお弁当を食べる事が初めてで、ダイニングテーブルに大ちゃんと向かい合わせて座って食べると何か恋人同士みたい。
大吾
どう?
流星
うん、美味しい。卵焼きも唐揚げも作ったん?
大吾
うん、ちょっと焦げちゃったけど。
流星
すごいやん。僕、多分、揚げ物なんか作れんよ。
大吾
やっ、俺もおかんに教えてもらって練習したし。
流星
そうなんや。
大吾
やから、流星も練習して。で、今度、新学期になったら流星にお弁当作って欲しい。で、2人でお昼ご飯一緒に食べよ。
流星
まだ、夏休み入ったばかりやのに大ちゃんは気が早いなぁ。
大吾
ええやん、楽しい約束はいっぱいある方が。
雑談をしながらお昼ご飯を食べてたら、コンビニに行っていたお姉ちゃんが帰ってきた。
大吾
どうも、お邪魔してます。
流星姉
どうも。ホンマに色白でかわいい顔してんのや。
流星
お姉ちゃん、余計な事言わんといてな。
流星姉
今日はチワワちゃん1人なん?
大吾
チワワちゃん?
流星姉
流星にプリクラ見せてもらって教えてもらってん。チワワにイケメンに食いしん坊にあとなんやったっけ?
流星
勝手に姉ちゃんが言うてただけやもん、覚えてない。
流星姉
でも、チワワは忘れん。うちのママも覚えてるし。
大吾
どうもありがとうございます。
流星
大ちゃん、何、お礼言うてるん?
大吾
やっ、流星の家族に覚えてもらって嬉しいし。
流星姉
毎日、マグカップ見るしな。
大吾
あー、あれ、ちゃんと使ってくれてんのや。
流星
そりゃあそうやろ。その為にこうたんやし。
流星姉
まぁ、ゆっくりしてってな。
流星、アイス買ってきたし、後でチワワちゃんと食べてな。
大吾
すみません。ありがとうございます。
大吾
うふふ。
流星
何、笑ってんの?
大吾
やっ、嬉しいな思って。
流星のおかんにも姉ちゃんにも会えて。
流星
僕だって大ちゃんのお母さんに会ってみたい。
大吾
やっ、別に普通よ。
流星
今度、遊びに行った時会える?
大吾
うーん、多分、パートに出てる。
流星
じゃあ、大ちゃんと2人っきり?
大吾
うん。あかん?
流星
やっ、別にそうやないけど。
そう答えながら内心ドキドキした。初めて行く大ちゃんの部屋で2人きり。僕と大ちゃんはどうなるんやろう?

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