第27話

26話
943
2024/05/03 22:00 更新
試合を見終えて、僕達はいつものようにカフェに寄って話をする。
みっちー
あー、ホンマにトイレ行くタイミング間違えた。1番いいとこ見逃しとるやん。
丈くん
まぁ、まぁ。
みっちー
それより、さっきの男の子って誰なん?
丈くん
高橋恭平って結構学校でもモテてて、女子がキャーキャー言うてるやん。みっちーほどやないけど。で、何か、流星と知り合いなんやろ?
友達になりたいとか言うてたけど。
流星
あ、うん。
丈くん
やし、アイツが言うてたラブラブの恋人って…。
流星
あー、何かあの人大ちゃんの事、かわいいって気に入ったみたいで、僕が一緒におったから恋人って思ったみたいで…。
そういえば大ちゃんと付き合い始めた事、言うてもいいんかなぁ?大ちゃんに相談せずにここで言うのは違う気がして、あえて報告はしない。
丈くん
まぁ、流星と大吾って恋人みたいな距離感やしな。
みっちー
で、流星くんはホンマは大吾くんの事どう思ってるん?
流星
えっ?
みっちー
僕は流星くんが本気なら男同士とか関係なく幸せになって欲しいって思うけど。
なぁ、丈くん。
丈くん
あ、うん。…。
何か丈くんの歯切れの悪い返事に?と思っていると
みっちー
流星くんにもホンマの事言うたら?
別に流星くんはそういうことで変な目で見たりはせえへん思うよ。
と続けて口にする。益々、頭の中には???しか浮かばなくて、丈くんの方をじっと見つめるといつもと違う真剣な顔で少し恥ずかしながら丈くんが話し始める。
丈くん
あのさ、俺と大橋は実は去年のクリスマスから付き合い始めてて…。
流星
えーっ。
丈くん
そんな、驚く?
流星
やっ、仲良いんやろうなって思ったけど、まさか恋人って思ってなかったから。
丈くん
まぁ、あいつもみんなの前ではそんな雰囲気やないし、全世界愛してるみたいなやつやし…。
流星
なぁ、もしかして、みっちーと謙杜も付き合ってたりとかは?
みっちー
あぁ、それはない。ただの幼馴染の腐れ縁みたいな。性格正反対で気合わんし、幼馴染やなかったら絶対一緒におらんわ。
流星
でも、お揃いの甚平とか。
みっちー
だから、あれは謙杜のばぁちゃんの趣味やから。で、話戻すけど、流星くんは大吾くんの事どう思ってるん?
流星
あっ、えっと、うん…、好きかな。
みっちー
やっぱり!
丈くん
それなら、アイツ、気つけんと。俺らが協力するから。大吾に近づけんように。
やから、お前は大吾との関係早くどうにかせえ。
真剣に僕らの事を考えてくれてる2人に隠してる事を心苦しく思っていると大ちゃんから、明日会えへん?って連絡が来た。僕は、大ちゃんに2人といるカフェに今すぐに来て欲しいって伝えると近くにいたらしく30分もせずに大ちゃんがやってきた。
丈くん
流星、大吾呼んだん?
流星
うん。
みっちー
やっ、さすがに急展開すぎるって流星くん。
大吾
えっ?
話が見えず戸惑っている大ちゃんに僕は耳元で、僕達が付き合い始めた事を2人に話してもいいか確認して、大ちゃんはうんとうなづいてくれた。
流星
あのな、真剣に考えてくれてる2人には悪いんやけど、実はもう僕と大ちゃん付き合ってます。
丈くん
はぁ?
みっちー
えーっ。全然、気づかんかった。
大吾
やっ、言うてもまだ3日とかやし…。様子みてみんなに言おうっては思ってたんよ。
丈くん
そっか、おめでとう。じゃあ、アイツの邪魔の心配はいらんか。
大吾
アイツ?
流星
あの、大ちゃんの事気に入ったっていうてた僕がぶつかった人。
大吾
あぁ、高橋恭平か。
流星
何で名前知ってるん?
大吾
隣のクラスやってん。
流星
大ちゃん、その…。
大吾
挨拶されたから挨拶しただけ、何もないよ。
流星
ホンマに?
大吾
俺、流星以外の事好きにならんし。
丈くん
なんや、心配いらんやん。
大吾
て言うか何で友達になるって話、断らんかったん?
流星
あっ、えっと…。
 

プリ小説オーディオドラマ