第19話

19 バレなきゃOK♡
119
2025/03/08 14:29 更新
持ってきた…。
わっ!ありがとー!助かった!!










そういうと俺の手から少々雑にその絵を取り上げた。












この絵に書いてあるやつって…?









俺は詳細を聞こうとした。




その時


























知らない方がいいことって、あるよ。













凍りつくような鋭い目。


元々青みがかった瞳がさらに冷徹に光る。






その目は俺に



踏み込んでは行けない領域を恐ろしいほど痛感させた。
































おい、いるま
ん?なんだよ。






いつもは仕事で俺に目も向けてくれない親父が声をかけてきた。


しかも、少し焦りを感じさせる形相で。















花王という患者のファイル、触ったか?















は、w知らねぇよ。


























直接話題に触れられたことに一瞬戸惑ったが、平然を装って答えられた、はず。












そう思ったのだが、親父には筒抜けだったのかもしれない。








バックには、誰がいるんだ?














バック?知らねぇよ。








そう思って半笑いで返事をしようとした、その時





















隠蔽に付き合ったら、終わりだぞ。










隠蔽…?

















なんだ、俺は何に加担しようとしてるんだ…?






俺が加担しようとしているものは犯罪なのか…?

















終わり…?ここまで順風満帆な人生が…





終わる…??
























そう思った瞬間、息が荒くなって頭が重力を無視した回転をし始める感覚を覚えた。











カヒュッッ、はっ…ハッ…!?
おい、いるま…!?




親父の声なんか耳にも入れず、俺はあいつに電話をした。
































なぁにー?そんなに焦って。
お前、何が目的なんだ…?
目的って?





お前、なんか犯罪まがいのことしようとしてんじゃねぇのか…?












しかもそれに俺を巻き込もうとしてんじゃねぇのか!?
捨て駒ってか!?はっ!たまったもんじゃねぇ。
俺はこれ以上加担しねぇよ。
なんならサツにでも突き出して英雄になってやってもいいんだぜ。教えろよ、何してんのか。


































その必要はないよ、こさめ。
























前髪ピンクのモッピー野郎


















LANの登場だった。


















カヒュッッ…うぇっ…
ねーえーいるまくーん!!!これでも歯向かうつもりー!?














俺は身体中をボコボコに殴られ、しまいには鳩尾に一蹴りくらってしまった。
















胃酸が逆流する感覚を覚える







嗚咽を鳴らしても出てくるのは透明の液体と赤黒い血液だけだった。








おい、犯罪だぞ…、お前…



犯罪でもなんでもいいんだって、言ってんじゃん。






今ならまだ、間に合うんじゃねぇのかよ、



お前も
っ…
相棒がこんなんでいいのかよ、?
正しい道に戻してやりたくねえのかよ!


















ぃ、

























こさめ?



























っ…どうでもいい、
こさめはどうでもいいから!!!!











そう言ってこさめはその場から去ってしまった。




その場には絶望の顔を浮かべる俺と、妖艶に笑ったLANの2人きり。
























俺が恐る恐る顔を上げると、桃色の瞳が俺を捉えた。
















ゆっくり近づき、耳元に口を近づけると、そっと告げる








バレなきゃ犯罪じゃないんだよ♡

















あぁ、逃げられない。
艶やかな声は俺をいやらしいほどに捕え、締め付ける。



















そんなはずじゃないのに心の奥底が捕えられることへの快感を覚えている。













そう感じるのは俺の本能なのか、彼のテクニックなのか。


















おれは支配される側の人間になったんだ。



























ありがとう。




思ってたよりもLANくんって手強いなぁ…。


あんなにみこちゃんに連れられて強引に帰ってきちゃったけど、敵に回すような人じゃなかったかも…。













背筋に冷たい感覚が走るのを覚える。













口を開こうとした時みこちゃんが先に言葉を発した。














LANくんってさ、いくつくらい証拠隠滅してるかって聞いてる〜?
っ!?









黄金色のいるまちゃんの瞳孔が大きく開いた。
おま、なんでそれを?
























ぼく、そのイラストを描いた子と知り合いだからさ。














は…?え、なに、なに…?













きっとその子は君のこともさぞかし恨んでるんだろうなぁ。だって、ねぇ?君なら分かるよね…?
あぁ、ぁぇ、えぇっと













明らかにいるまちゃんの声が震え始め、挙動がしどろもどろになってきている





なにも知らない俺はただ見つめることしか出来ない。






ね、


















おめめ潰しちゃった裁判はどうして無くなっちゃったのかな…?
















え…?
なーんだかよく分からなくなってきましたね🙃

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