僕はジェイド・リーチ。
生まれも育ちも陸ではない。
‘珊瑚の海’
そう。信じられないかもしれませんが僕は人魚。ウツボの人魚です。
陸に上がってからもうすぐ2年が経ち、ここでの生活もかなり慣れて来ました。
学年も2年へ進級し、新生活が始まる所です。
そんなある日、僕は植物園へ僕が栽培している植物の観察へ行きました。
いつも通り記録ノートを持ち。
植物の状態を記録する。
……
僕には双子の兄弟がいる。
‘フロイド・リーチ’
僕の大切な家族です。
生まれた頃から僕達は一緒で。
厳しい海の環境でも、
‘僕達は’
生き残ることが出来ました。
そしてもう1人、
僕達の友達…と言いますか…もう家族と言っても過言ではない存在です。
‘アズール・アーシェングロット’
彼は僕達の所属する、
‘オクタヴィネル’という寮の
寮長を務めています。
海の魔女のように、
とても慈悲深い心を持っています。
そんな僕が趣味で栽培している植物というのは……
‘キノコ’です。
あんなに美しく美味な素晴らしい物だと言うのに……
フロイドは遠慮し……
アズールは
「ジェイド、キノコが美味しいのは分かりますが週五でキノコ料理は流石に厳しいですよ。」
と言って食べてくれない……
残念です……(しくしく)
そんな僕はある方に
恋をしている。
僕の1年先輩。
トレイさんです。
トレイさんに話しかけられると
胸が熱くなる。
トレイさんを見てしまっただけで
鼓動が早くなる。
そう。
僕は
トレイさんに恋をしている。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!