第4話

どこへまでも
212
2025/09/10 10:44 更新
あなた
帰宅しました…
エマ(妹)
おねーちゃんおかえりー!
エマ(妹)
どこ行ってきたの?
そう言って抱きついてくる妹を撫でてあげながら、
ヨレンタちゃんと微笑んだ。
あなた
秘密…かな
あなた
それにしてもご飯、良い匂いですね
ヨレンタ
本当ですね…!
なんのご飯なんでしょうか?
エマ(妹)
エマパスタがいいーー!
あなた
あっこら
そんな他愛のない会話を交えながら
リビングに向かった。

神、命を捧げてくれたたくさんの生命に感謝を込めて。




「いただきます」



エマ(妹)
美味しい〜!!!!
ヨレンタ
ですねーっ!
あなた
ノヴァクさん、美味しいです。
熱々のシチューを、そーっと口に運ぶ。
その瞬間、口中にチーズの濃厚さ、具材の甘さが広がった。
ノヴァク
はは、良かったよ
エマ(妹)
熱々のご飯うれしーー!!!
そうだ、温かいご飯なんて、いつぶりだろう。
いつも、味の落ちたパンしか食べさせてあげられなかった。
ヨレンタ
えへへ、
それじゃあまた今度も来てもらわないとですね!
ノヴァク
ん?あぁ、そうだな
エマ(妹)
いく!!!!
あなた
いつも迷惑ばっか掛けちゃって……
申し訳ないです。
ノヴァク
そんなことないよ、
ヨレンタも2人と食べられて嬉しそうだし。
ノヴァクさん……。
ヨレンタ
私もあんまり家にいないけれど…
あなたの名前のカタカナさんとエマちゃんの為なら
いつでも帰ってきます!!
ヨレンタちゃん…。


やっぱりここは、暖かいなぁ。
お母さんと、お父さんと。4人で過ごした日々はもう、
帰ってこないけれど。

ここに入れば、また。
まだ、辛いことも、苦しいことも耐え切れる気がする。


ずっと、こんな日々が。
永遠に、続けばいいのに。
あなた
今日はほんと、ありがとうございました…
今日、いや、いつも迷惑をかけてるノヴァクさんと
ヨレンタちゃんに、深くお辞儀をする。
エマ(妹)
ありがとうございましたっ!
ヨレンタ
また来てくださいね!!
ノヴァク
じゃあ、また
2人と手を振って、
ノヴァクさんの暖かい家を出た。

外は思ったよりも寒くて、心の芯から凍える感覚がした。
エマ(妹)
さむぃ…
あなた
そうだね…
ノヴァクさんの家から私の家まで、5分も歩かない道のり。
それでも、この気温の中歩いていると、凍死してしまう。

でも、今日は……
今日は、ノヴァクさん達のおかげで食費が浮いた。
あなた
エマ、久しぶりに
薪炊いて、家暖かくしよっか
エマ(妹)
…うん!!!
くしゃっと笑う大事な妹の顔を見て、安堵した。
エマの小さくて冷たい手をしっかりにぎりしめた。


今は、この笑顔を守るためならどこまでも行ける気がした。

通常より100文字程度短めです🙇🏻‍♀️

今気づいたんですけど、原作で書かれたヨレンタちゃんの
帰省だと、その時にはまだ地動説と出会っていないので
時間軸が狂ってましたね😭😭🙏🏻🙏🏻

なんかよく分からないけどヨレンタちゃんが2回
帰省してた、ということにしてください。
ごめんなさい…!

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