第3話

記念すべき一話

2024/05/19 21:00

主

はーい今回も初めて行きます。

羽宮　みのり

ﾌﾜｧｧｧｧｧもう朝か
とりあえず敦くんとか出てくるの待つか

主

ちなみに今探偵社の近くです。

　　　　　　　　　敦くんきました

羽宮　みのり

(敦くんきた！）

羽宮　みのり

ねぇお兄ちゃん

敦

どうしたの？

羽宮　みのり

お母さん何処か知りませんか？

敦

うーん僕は知らないなぁ

羽宮　みのり

うわぁぁぁぁぁぁんお母さんどこぉ

敦

(どうしよう?とりあえず探偵社に連れてくか）

敦

よし、君、お母さん一緒に探してあげるよ
僕についておいで

羽宮　みのり

ほんとぉ?ありがとうﾆﾊﾟｯ

羽宮　みのり

（よっしうまく行ったぁぁぁぁぁぁ）

敦

ついておいで

羽宮　みのり

うん！

　　　　　　　テクテクテクテク　ついた☆

敦

よしっここだよ一緒においで

羽宮　みのり

はーい！

　　　　　　　　　　探偵社扉前

敦

じゃあはいろっか

羽宮　みのり

（これで推しと会えるのでは!）

敦

ｶﾞﾁｬおはようございます

国木田

ああ、おはよう敦。ん？その子は？

敦

あっはい迷子になっていた子供です。
危ないかもしれないので連れてきました。

国木田

そうか、お前名前は？

羽宮　みのり

羽宮みのり10歳です!
(実際には25歳だったけどまぁいっか）

国木田

わかったではみのり、自分が何処から来たか
わかるか？

羽宮　みのり

わかんない

国木田

じゃあお母さんの顔は覚えてるか？

羽宮　みのり

あんまり覚えてないの

国木田

（どうする、ほぼなんの情報もないな）

羽宮　みのり

(多分困ってるな。
仕事がしたいって言ってみるか！）

羽宮　みのり

あの、仕事をしたいんですが

国木田

なに？

羽宮　みのり

迷子だからといって、
ずっとここにいるわけにもいかないですし

国木田

それはそうだが、異能力は持っているのか？

羽宮　みのり

(どうする…いうか）

羽宮　みのり

あります!

国木田

どんな異能力だ

羽宮　みのり

（どうしよう嘘つくか？
でも探偵社には太宰さんと乱歩さんがいる
嘘はすぐにばれるし全部いうか）

羽宮　みのり

私の異能力は流星群
夜に異能力を使うと流星群が降ってきて
その星にほしい異能力を書くと
すでにある異能も自分で異能を作る
そして、一度手に入れれば
日中であろうが何であろうが
例外なく使うことができます。

敦

それってすごい異能力じゃないですか！

国木田

その異能力ならば探偵社に入るか?

羽宮　みのり

いいんですか！
（よっしゃめっちゃうまく行った!）

国木田

社長や乱歩さんにも聞いてからだがな

羽宮　みのり

はいっ！

　　　　　　　　　　　　ｶﾞﾁｬ

乱歩

おーい国木田〜僕の駄菓子買ってきて〜って　
……その子何者

敦

ああおはようございます乱歩さん
この子迷子で異能力がすごいので
探偵社に入れたらどうだっていう話を
してたんですよ。
どう思います？

乱歩

…………まぁいいんじゃない!

乱歩

社長もさっきいたから聞いてみよう

乱歩

しゃちょ〜！

福沢

どうした乱歩

乱歩

この子探偵社に入れようよ!

福沢

なぜだ？

乱歩

いーじゃん僕の推理がこの子はすごいって
言ってるの！

福沢

まぁ乱歩が言うならそうなのだろう

福沢

ではとりあえず一度乱歩のお菓子を
買ってきてくれないか

羽宮　みのり

はい！どんなものを買えばいいですか?

乱歩

駄菓子ならなんでもい〜よ〜

羽宮　みのり

わかりました!では言って来ます！

羽宮　みのり

異能力　　　テレポート

　　　　　　　　　　　　ｼｭﾝｯ

探偵社

えっ

　　　　　　　　　　　　ｼｭﾝｯ

羽宮　みのり

すみません
お菓子買うためのお金持ってませんでした

探偵社

いやいやいや

敦

絶対それどころじゃないでしょう

敦

なんですかそれ！？

羽宮　みのり

えっテレポートだけど

乱歩

なるほどそれも異能力ってわけね

羽宮　みのり

あっはい

羽宮　みのり

で、お金どうしましょう

福沢

ああ、これで買えるだけ買ってきてくれ

羽宮　みのり

わかりました!

羽宮　みのり

異能力　　　　テレポート

　　　　　　　　　　　　ｼｭﾝｯ

　　　　　　　　　　　　駄菓子屋

羽宮　みのり

さて、おそらくだけど帰った瞬間に
試験が始まる可能性もある。
とりあえずお菓子買って十分くらいしたら
行くか！

　　　　　　　　　30分ぐらいたった

羽宮　みのり

よしっ行くか

羽宮　みのり

異能力　　　テレポート

　　　　　　　　　　　　ｼｭﾝｯ

羽宮　みのり

（ドア前にテレポートしたし入るか）

羽宮　みのり

こんにちは～

敦

あっみのりちゃん速くこっち来て

羽宮　みのり

えっ

谷崎

お前らっこの女がどうなってもいいのか?

なおみ

ｷｬｧｧｧｧｧｧ

羽宮　みのり

これどういう状況なの敦くん

敦

さっきみのりちゃんが買い出しに行ったあと
女性を人質にしてる爆弾魔が来て
国木田さんが止めたんだけど
国木田さんも人質とられてるから
下手に動けなくて
僕らが行くと犯人を刺激しそうで
どうしようと思ってたんだけど
みのりちゃん早速で悪いんだけど
犯人の注意を引いてくれない？

羽宮　みのり

えっ私が！？
（まぁ予想はしてたけど）

敦

多分今日入ったばっかの君は
武装探偵社だとバレてないと思うから
おねがい！

羽宮　みのり

……わかりました。頑張ってみます。

敦

気を付けてね

羽宮　みのり

はい

羽宮　みのり

あの～

谷崎

誰だお前は！

羽宮　みのり

探偵社に依頼に来たものなのですが

谷崎

一般人か関係ないならどっかいけ！

羽宮　みのり

そういうわけにもいかなくてですね

羽宮　みのり

ちょっと失礼します

羽宮　みのり

異能力　　　羅生門

　　　　　　　　　　黒いやつ出てくる

羽宮　みのり

あの爆弾を取って！

　　　　　　　　　　黒いのがとる

谷崎

お前、なにしてんだ！
（どうしよう、これは想定外だ）
ボタンを押す

国木田

危ない！みのり

羽宮　みのり

大丈夫です　異能力　バリア

　　　　　　　　　バリアが爆弾を包む

羽宮　みのり

異能力　　　身体強化

　　　　　　　　　　体で多いかぶさる

羽宮　みのり

多分死なないので皆さん速く逃げてください
私は大丈夫なので！

国木田

だが！

羽宮　みのり

速くっ！
（我ながらすごい演技）

　　　　　　　　　ピッピッピッﾊﾟｰﾝ

羽宮　みのり

えっ

福沢

みのり、試験合格おめでとう

羽宮　みのり

えっ

谷崎

ごめんねみのりちゃん
試すような真似しちゃって

羽宮　みのり

え〜！

福沢

みのり、お前は自分のことより
人のことを守ろうとした　
それは探偵社においてとても大切なものだ
試験をクリアしたお前はこれから
本当の探偵社員だ。

羽宮　みのり

ありがとうございます

谷崎

ていうかすごいねみのりちゃん

羽宮　みのり

何がですか？

谷崎

複数の異能力を同時に使ってたじゃん
普通は一人にひとつなのに

羽宮　みのり

何故かできるんですよね
こういう細かいのは得意なんです!

乱歩

ねぇ、みのり夜になったら
本来の異能力が使えるんだよね。

羽宮　みのり

？はいそうですが

乱歩

1回見てみてもいい？

羽宮　みのり

いいですよ

主

ちょっと夜にしたいんで1回終わります。

主

ばいまい〜！

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第4話 2話

まいこ

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。