まるでみすかされたかのように、かぼちゃさんはいってきた
たぶん…ぼくがおかしをたべていたことをみていたんだろう
たしかにいまもずっとおながなっている(小さい音で)
ぼくはおなかをすこしだけおさえながらほおを(頬を)あかくしてへんじをした
かぼちゃさんはそんなぼくをみながらうでをくんでわらっていた
ぼくがこわがらないように、ずっとにこにこしてて、やさしくしてくれているきがした
すこししたあと、いえのおくのほうからとってもいいにおいがしてきた
ちなみに、いまはかぼちゃさんになにかつくってくるのでまっててほしいといわれて、ふたりつかえるくらいのテーブルのところでいすにすわってまっている
むかいがわのほうにはもうひとついすがおいてある
そのあと…
といいながらりょうりをはこんできた
すこしとおくからみてもわかるくらいにおいしそうで、めをかがやかせながらみつめていた
おなかがすいていたからのもあるかもしれないけど
ぼくはくちもとにすこしよだれをたらして、ジュルリとこうかおん(効果音)をだしながらスプーンをてにとった
そのままぼくはずっとパクパクいきおいよくたべていった
よくみると、オムライスのなかには、かぼちゃがはいっていた
ぼくはかぼちゃがこうぶつで、オムライスにかぼちゃがはいっていたときはとてもテンションがあがった
そのままとってもおいしいオムライスをたべつづけペロリとたいらげてしまった
そのあと、ぼくのまえにあるせきにすわってずっとぼくをみていたかぼちゃさんが、ようやくくちをひらいた
いきなりくちをひらいたとおもったら
そんなことをきいてきた
たしかにそう、ずっとひとりでこわがっておかしをたべていたぼくをたすけてくれて
ごはんもごちそうしてくれて
かぼちゃさんはぼくのことを、なんにもしらないのに
ずっとやさしくしてくれてたから
それから、いろいろなことをはなした
いきなりへんなばしょにまよいこんだこと
つかまえると、きこえてにげていたこと
おなかがすいて、おかしをたべていたこと
すべて
そのはなしをかぼちゃさんはしんけんにきいてくれた
はじめてきて、こわくて、かなしくて
そんなぼくに、なかまができたきがして
とってもうれしかった
それとどうじに
さびしさもあった
かえれなくて
おかあさんにあえなくて
ゆいちゃんにあえなくて
こわくて
ずっとひとりで
そうかぼちゃさんは、ぼくをやさしくみつめながら帰れる方法があるとおしえてくれた
ぼくは、かえれるというきぼうをもってしんけんにはなしをきいた
(草) 作者より(・∀・)
友人…か…
すこしのあいだ、ふたりでちんもくがつづいたあとかぼちゃさんがつくえにむかってコンコンとおとをならした
すると、いきなりつくえのうえのほうから、ものすごくおおきくて、ごついやみのようなうずがぐるぐるしていた

ぼくはこわくってふるえるほどだったけど、なぜがかぼちゃさんはぼくをみてすこしわらいながら
まるでなれているかのようにせっしていた
そのうずは、すこしずつおおきくなっていって
なかからなにかでてこようとしていた
すると、そのうずのなかから、なにかちいさいものがでてきた

びっくりしすぎておもわずポカーンとしてしまった
なかからでてきたのは、かぼちゃさんのあたまとおなじくらいの、ちいさいおばけだった
ハムスターとヒヨコとカラスのようなみためですごくかわいかった
そのハムスターのようなヒヨコのようなカラスのようなおばけは、かぼちゃさんのむなぐらをつかむようにしてはなしていた
なかはよさそうで、なんとなくどくぜつなだけなきがした
かぼちゃさんはそんなおばけをみて、めをほそめながらあきれていた
そのおばけはゆうじんのところだけきょうちょうしていっていた
かわいい… 作者&あーちゃんより















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。