ある土曜日の昼下がり、Dr.〇TONEを読み返していた私は作中でわたあめを食べているシーンを見てわたあめが食べたくなってきてしまった。
そもそもそういうシーンを入れるということは飯テロをするという製作者の意思があるということ。
つまり私はただ作者の言うことを聞いているだけ、とそんなはずがないであろうことを思う。
善は急げ、思い立ったが吉日、好機逸すべからず。
先人の教えに従い、わたあめを食べることにする。
考えてみればわたあめがコンビニに売っているところは見たことがない。
わたあめが売っていそうなところといえば、祭りの屋台くらいのものだ。
そこまで考えたところであることを思い出す。
そういえば近所のアーケードでは月1でイベントが開催されている。
そこにはいくつかの屋台が出店されていたから、もしかしたらわたあめもあるかもしれない。
というわけで私は地元民からどういうわけか“イナバ”という愛称で呼ばれているイベント、というか市場に近しい催しに訪れていた。
親子連れや近所のお爺さんお婆さんが多く訪れていて、想像以上のにぎわいを見せている。
ちなみに私が腕に下げているビニール袋には入り口付近にあった出店で買った焼き鳥(もも1本・ねぎま2本・かわ1本)が入っている。
(これは必要な買い物でした。)
いい買い物をしたウキウキ気分で足取りも心なしか軽くなっている気がする。
向こうの方に「わたあめ」と書かれたのぼりの屋台があるのが見えた。
無事にわたあめを手に入れることができた。
店番のお婆さんに変な目で見られた気がしたけど気にしないことにする。
(そんなに成人女性が特にカラフルなわけでもない普通のわたあめを買うのが珍しいですか!?)
気にしないと決めたそばから文句がこぼれてしまったがとりあえず食べることにする。
口に運ぶと全体に甘みが広がるのを感じる。
すぐに口の中で溶けてなくなる感触がなんだか独特でクセになる。
たまにはこういう純粋な甘さもいいな、なんて思う。
ちょっと言ってみたかっただけ...です。
急いで周りを見渡したけど誰もいなくて一安心する。
(き、聞かれてたら恥ずかしすぎましたね...)
砂糖のかたまりだからちょっと重いかもしれないと思っていたが想像よりも軽く食べ進めることができた。











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。