¦星裏 目線Side
トンネルの中。
暗闇の中に人影がある様な、
... そんな気がした。
そしてその人影が見えたような
方向から声が聞こえた。
そんな気が ... した。
その声は、 聞き覚えのある声だった。
甘いコスモス
の香りが鼻をかすめた気がする。
ただ、声の主を確かめることは出来ない。
振り返れなかった。
金縛りのような物にあっていたのか ...
もしくは、 ______ ...
少し浮遊感がして、視界が暗転した。
ページをめくっていた。
... 本の一ページ。
パタン、と手に持っていた
紙束を閉じ、棚に戻す。
” 戻って来た ” 。
そう直感的に思った。
実際ここは確実に自分の部屋だったし、
持っていた 本 ____ アルバムも
昔の自分 ” 達 ” の物。
不意に脱力感がして、
ベッドの脇に膝をついた状態で体を預けた。
実際何か行動を起こさなくちゃいけない
のは頭の片隅ではわかっていた。
けれど、... けれど、体に力が入らない。
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✦✦✦
「聞き覚えのある声」なんて一言で
抑えられない声であった。
... でもそれはライの声じゃなかった。
たぶん、声の主は高校生の頃
私とライ、それとライの
友人であった星導ショウ。
、... 星導ショウ。なんで彼が。
自然とライと離れると同時に離れた
彼。なんで、今 ______ ...
なんで、あそこに居た ______ ?
ベッドに突っ伏したまま目を閉じる。
ただ目を閉じても思考は止まらない。
... だめだ、他の事を考えないと
困ったらスマホをいじる。
...
スマホを開くと未読メールが
多く来ていた。
面倒だと思って既読すらつけていない。
無心で画面を意味もなくスワイプする。
その時に新しく通知が来た。
... つまり通知がオンになっている
人からメッセージが来た、という事だ
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*来ていた通知の送り主は
所属しているヴィラングループからの
物と、もう一人からの物。
*・・・もう一人からの物は
見ずに削除した。
*グループの方のメッセージの送り名は
” 月城陽莉 ” 。
*・・・「いつもの場所で会えないかな?」
✦✦✦
裏話作らせて頂きました ♥
主に私が参加者様達の設定や創作で暴れまわっているだけですが是非 ♩











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。