第6話

chapter5
160
2024/06/05 01:16 更新
キッドを追い続けていると

使われなくなった路面電車が多い場所へ着いた
(なまえ)
あなた
私先に行ってきますね!
服部平次
服部平次
ちょっ!待ちや!
江戸川コナン
江戸川コナン
星お姉さん!
後ろから制止の声が聞こえたが今だけは無視させて貰う

気配がする場所へ近づいていくにつれ

刀を出す

キッドが切られそうになる所で


ガキンツ



鞘から抜いた刀特有の音が辺りに響いた
(なまえ)
あなた
…中々やりますね
その後も切られそうになるが全て捌き切る

さすがに体力の限界に近づいたのか

少しづつではあるが動きが鈍くなっていくのがわかる
(なまえ)
あなた
(やばいかも…そろそろ限界…)……あっ
地面にあった刀に気づかなかったせいか

体制を崩してしまった
江戸川コナン
江戸川コナン
2人共!!しゃがめ!!
しゃがんだキッドとあなたの横を蹴鞠が通る


咄嗟に狐面の人物は最初は避けたが


2度目は避けられなかったのか肩にあたり体制を崩した


私はそこを見逃すはずもなく
(なまえ)
あなた
失礼!
狐面の人物に切り掛るが避けられてしまい


挙句の果てには逃げられてしまった
(なまえ)
あなた
ふぅ…逃げられてしまいました…
私を鞘に収めたと同時に刀は消えた
(なまえ)
あなた
そういえば大丈夫ですか?
えっと…きっどさん?
怪盗キッド
怪盗キッド
えぇ…こちらこそ助けて頂きありがとうございました…”お嬢さん”
また”お嬢さん”…まぁいいか
江戸川コナン
江戸川コナン
星お姉さん、さっきの刀…何?
聞かれるとは思っていたがこんな直球とは
(なまえ)
あなた
…私のことは後で話してあげる
その前にあの人の事を少し聞いてみませんか?
指を指した方向には


平次に突っかかられている怪盗キッドの姿が
江戸川コナン
江戸川コナン
絶対だよ…おいキッド、お前の目的はなんだ
怪盗キッド
怪盗キッド
それを調べるのが探偵だろ?
と、言いたいところだが、助けてもらったからな
礼代わりに教えてやるよ
その前に場所を変えるぞ
使われなくなった路面電車に乗り込み

座席に腰を下ろした
怪盗キッド
怪盗キッド
簡単に言えば、好奇心ってやつさ
ある男がとんでもないお宝を盗もうとしていた
だがそいつはそれを盗むことなく、消えちまったんだ
キッドの表情が曇る
怪盗キッド
怪盗キッド
オレはただ知りたいだけさ
そいつが狙っていたお宝がなんなのか、どこにあるのか……そして、なぜ盗まなかったのか
おそらくその人も知ったのだろう


あれはそんな大層なものではないということを


聞こえによっては全く別物となるのだから
江戸川コナン
江戸川コナン
その男が狙っていたのが斧江圭三郎のお宝ってことか?
怪盗キッド
怪盗キッド
おそらく
服部平次
服部平次
せやけど同時にカドクラや拓三も動き出しとる
偶然では片付けられへんで
怪盗キッド
怪盗キッド
つい最近、宝を隠したとされる斧江圭三郎直筆の書き付けが見つかったからだろう
そこにはただ一言「東窪榮龍」と書かれていた
あぁあの紙か

そういえば前になんか政府の人が言ってたな
服部平次
服部平次
なるほど、だから拓三は4本の刀の行方を久垣に探らせていたちゅうわけか
怪盗キッド
怪盗キッド
あぁ
(なまえ)
あなた
残る2本の在処は、知っているのですか?
怪盗キッド
怪盗キッド
今は違うが函館の高校教師で、福城良衛というやつがもっているらしい
(なまえ)
あなた
副城…
江戸川コナン
江戸川コナン
知り合い?
(なまえ)
あなた
……フッ…いいえ
ただ…懐かしい名だなって
遠く


懐かしい記憶が


蘇ってくる
服部平次
服部平次
襲ってきたお面野郎の正体に心当たりは?
怪盗キッド
怪盗キッド
さぁな
(なまえ)
あなた
所できっどさんでしたっけ?
怪盗キッド
怪盗キッド
えぇお嬢さん
(なまえ)
あなた
その服大丈夫ですか?綺麗に切られてますけど
コナンと平次がキッドを見る


そこにはキッドの胸元に十字の切り口が
服部平次
服部平次
ほんならやっぱり奴が
江戸川コナン
江戸川コナン
久垣殺しの犯人
(なまえ)
あなた
という事でしょうかね
怪盗キッド
怪盗キッド
そうだとして、どうやって奴はオレの居場所がわかったんだ?
江戸川コナン
江戸川コナン
これを辿ったんだろう
怪盗キッド
怪盗キッド
発信機か…やるねぇ
ほんと最近の機械ははいてくな物ばかりで疲れそうだよ
江戸川コナン
江戸川コナン
じゃあ、星お姉さん
さっきの刀について…教えてくれるよね
その発せられた言葉に


服部平次


怪盗キッド


江戸川コナン


両3名の視線が東星に突き刺さる
服部平次
服部平次
確かにそうやのぉ
あの刀見たことない形状やったしな
江戸川コナン
江戸川コナン
鍔が星型
それに鞘に収めた途端突然消える
怪盗キッド
怪盗キッド
失礼ですが、少しお話を聞いても?
もう


隠し通せないか


まぁあれほど暴れちゃったしね
(なまえ)
あなた
わかりました
お話しましょう
でも長いですよ…私の話は
服部平次
服部平次
望むところや
あれは

明治元年(一八六八年)


時は幕末から明治へ


鳥・伏見の戦いで新政府軍に破れた旧幕府軍


江戸に逃れたのちに、東北各地で転戦を続けた


新撰組の副長


土方歳三も旧幕府軍についた一人だった


旧幕府軍と共に蝦夷地に上陸し


箱館にある五稜郭へと入城した

しんしんと雪が降り積もる…その夜


土方は箱館にある海産物の卸問屋を営む

町田正徳の屋敷を訪れる


床の間がある部屋…蝋燭の薄暗い明かりの中で


二人は向かい合って座っている

土方の背後には、松と鹿が描かれた屏風が立てかけられており


髷を切り落としフランス式車服に身を包んだ土方は

愛力の和泉守兼定を脇に置く

その堂々たる様に気圧されたごくりと唾を飲み込んだ

町田正徳は土方に1本の刀を献上しようとしていた
(なまえ)
あなた
その刀の名は…〈星稜刀〉
五稜郭築城に合わせて作られたという星稜力は


鍔が五稜郭のように星の形をしていた


土方が力を下げて戻そうとしたとき


…障子の向こうに人の気配を感じた


と同時にいきなり障子が蹴り破られ


刀や銃を持った男たちが入ってきた
その男達は政府軍と呼ばれていた


政府軍兵の一人が刀を振り上げる


しかし


鬼の形相をした土方の凄まじい気迫に気圧され


足が止まる


それがいけなかったの
すり足で一歩前に出た土方は星稜力をすばやく抜き


その一振りで蝋燭の火が消えた


挑発に乗った政府軍兵たちは次々と斬りかかるが


土方は敵の左肩から斜めに力を振り下ろし


続けて別の敵を下段から斬り上げ


間髪入れずに斬り下ろした
すると屏風の後ろの襖がほんの少し開く


襖の裏側には別の政府軍兵が潜んでいた


襖を開ける音に気づいた土方は、刀を逆手に持ち替え


背後の屏風に突き刺した


勿論そこにいた政府軍は血泡を噴いて倒れた


土方が屏風から力を引き抜くと刀身についた血が


屏風で拭われて飛び散った


その形はまるで星のように


くっきりとその形を顕とした
(なまえ)
あなた
はい!これがさっきの刀に関する事だよ
聞きたいことは聞けたかな?
江戸川コナン
江戸川コナン
まだだよ
お姉さんの事についてはまだ聞いてない
(なまえ)
あなた
誤魔化されてはくれないか
初めまして ・ ・ ・ ・ ・ 私の名は”星稜刀”
先程の話にでてきた刀が私の事よ
こう見えて私神様なのよ

プリ小説オーディオドラマ