今思えば…きっと、あの日が全ての始まりだった 。
夏休み半ばの猛暑日だった 。
暑いのに 土砂降りの 最悪な天気の中…
何故かずぶ濡れで倒れていた男の子達 。
いきなり変なことを言い出した。
私と先輩達との出会いは 、 最悪だった 。
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それからと言うものの… 先輩達に家を特定されるわ…
クラスまで毎時間ごとに来るやら…
ほっっっっっんとうに大変だった…。
何故かこの人達は 物凄く愛が重かった 。
口説くという域を越えていた 。
でもきっと … それに慣れてしまった私もヤバいのだろう 。
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あれから数ヶ月経った 。
先輩達は相変わらず. だ。
なんでそんなに私に執着してくるんだ…。
生徒会長って…あの!?(
ここ 音奏学園は 音楽に特化している学園だ 。
先輩達は三年だ 。
初めて会った時には 後輩かな…? とか思ったりしたけど
そんなことはなかった 。
その時 …
耳元で誰かに囁かれた 。
噂をすればなんとやらだ 。
その瞬間 ないこさんは私の前に立った 。
あまりにも当然のように言うので頷いてしまった 。
刺激してはいけないことくらい 私が一番理解してる。
くるっとこっちを向いたないこさんの後ろには…
鬼のような顔で六人が並んでいる 。
ガコンッ
いきなり ないこさんはらん先輩の頭を殴った 。
な…何の話…?
そう言って笑う ないこさんの顔は…、
とても綺麗で どうしようもなく怖かった 。
いつもは乱暴な先輩達が なんだか今日は …
怯えてる小動物みたいだった 。
この生徒会長に……何があるんだ…?
そんなことを考えているうちに 私の目の前には誰もいなくなっていた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!