第49話

第四章44話「仕組まれた大罪」
104
2025/08/30 12:31 更新


雪花の一撃により訪れた久方ぶりの静寂。

その静けさは、戦場の端にいる
別チームにも微かに伝わった。



要:side


柊 要
……!


要は変化に気づき、顔を上げる。
柊 要
収まった……?


その声に反応し、芦花もたちまち顔を上げた。
芦花
……そうだね
芦花
……思ったより早かったかも


2人がいる場所は地面の裂け目、
周りには衝撃によって崩れた地面が辺りを覆い、
視界は悪くなるが身を隠すには最適の場であった。

柊 要
やっぱり隠れるのは正解だったかもな
柊 要
こんな一瞬で戦闘を
終わらせれる程の実力者……、
隊長レベルかもしれない
芦花
しかも、ただでさえ、今日、
色々な選手に会ってるからね
芦花
呼吸を整えるっていう面でも
良い選択だったと思うな!

芦花はキラキラとした笑顔を見せながら
自身の親指を大きく立てた。
柊 要
それならよかった
柊 要
よっ、と……


要と芦花は地面の裂け目から飛び出し、
比較的平らな地面へ着地する。


ずっと暗かったからか外がとても眩しく感じるが、
そんな時、聴覚から得た情報が脳を覚ます。

柊 要
……!
柊 要
近くで誰か戦ってる……
芦花
ホントだ……、
しかも結構激しめだね

──しかも、かなりレベルが高い……、
オーラ数値や姿は捉えれないが、
俺よりも強いのは目に見えてる……。

芦花ならまだ上手く戦えそうだが……。
芦花
ねぇ、要君?

2人の間に生まれた沈黙を芦花が破った。
芦花
今どのくらいの人が脱落したのかな?
もう結構経ったと思うんだけど……
柊 要
そうだな
柊 要
まだ近くに戦っている音も聞こえるが、
開始から時間はかなり経っている
柊 要
あと"数人"……。
脱落すれば今日が終わるかもな
芦花
あと数人……

芦花は消えかかるような声で呟いた。
芦花
『四季開放真打』も使ってないし、
今のところは温存出来てる……
芦花
でも残り時間もそんなないなら、
もう使っちゃおうかな
柊 要
四季開放真打……!

──あれは爆発的な力を得る
芦花の強化形態の1つ。

確かに、不意打ちされては意味がない……、
使うのも悪くはないか……。
柊 要
……芦花、使ってくれ、頼む
芦花
……!
うん、わかったよ!
芦花
はああぁぁぁぁっーー!

芦花の体が小さく震え、力を蓄えていく。

その強大な力を表すかのように光が辺りを包み、
熱と重みが近くにいた要にも伝わった。
柊 要
(芦花は賢いからペース調整も上手い)
柊 要
能力によって気性が荒くなっているのに
大したもんだよ
柊 要
俺には力を抑えるのが精一杯なのにな
柊 要
……!

言葉にした瞬間、
要の胸に小さな違和感が広がる。

理由もなく、ただ直感だけが
ざらついたこの感覚を訴えてくる。
柊 要
芦花……?

要は芦花に優しく声をかける。







だがしかし・・・
芦花
……!?!?

光は次第に暴れ出し、
その反応に2人は凍りついた。
柊 要
……っ何で……!?

要の声は震える。

目の前の芦花も、
自分の体から溢れる力に目を見開く。


その瞳の奥に、
一瞬だけ淡い橙色の光が揺らいだように見えた。
芦花
っ……な、にっ……こっ……!
柊 要
──ハッ!!

要の脳裏に過去の断片が閃く。

かつて、
自分の体に宿ったあの憎たらしい感覚……。

思い出したくもない"植え付けられた"あの感覚。


柊 要
(何で芦花が)

背筋に走る冷たい戦慄。

それを感じれば感じる程、
理性の光は徐々に消えていった。
芦花
──あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ 



次の瞬間、世界そのものが軋むような
"暴走"の兆しが走ることとなる──。



り。
り。
お久しぶりです
り。
り。
今回は芦花と要の話を
書きました
り。
り。
暴走は本編通りっていったら
そうなんですけどまあ許して下さい
り。
り。
あと普通に今回前々から
書いてたんですが、いかんせん
展開を書くのが難しくて……
り。
り。
文字数も少ないし
り。
り。
暴走とかその前の会話とか
普通に変ですが初心者の挑戦だと
思って見て下さい💦
り。
り。
ではまた次の機会に〜


プリ小説オーディオドラマ