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第1話

昔のゆき&ふうか
22
2023/06/10 15:35
これは、とある一家の話。
夜桜ふうか
夜桜ふうか
ねぇねぇお姉ちゃん!
夜桜ゆき
夜桜ゆき
ん?
夜桜ふうか
夜桜ふうか
私たち、ず~っと一緒だよね!
夜桜ゆき
夜桜ゆき
もちろん!
夜桜ゆき
夜桜ゆき
ね、お母さん、お父さん。

私たちは、幸せだった。あの時までは。
父クソ
父クソ
なぁ!いいかげんにしてくれないか!?
母クソ
母クソ
あなたこそ毎日私をおいて女と遊んでるのに!
父クソ
父クソ
うるさい!
ベチンッ
母クソ
母クソ
いたっ

夜桜ふうか
夜桜ふうか
お姉ちゃん、怖いよ…
夜桜ゆき
夜桜ゆき
大丈夫だよ。ふうか。
夜桜ふうか
夜桜ふうか
うぅ…


きっかけは思い出せないくらいささいなことからだった。
なぜ仕事から早く帰らない、なぜ洗濯物をしていない、家を掃除しろだの、もっと働けだの、そんなものだった。それがしだいにヒートアップし、母はパチンコやら競馬やら、父は女やら風俗やらにどっぷり。
お互いがせめ合い、自分の悪いところを直さない、そんな夫婦たちは、もう当たり前のように離婚寸前だった。
親以外に親族はいない。二人とも外面だけは無駄にいいので、離婚しても子供は施設にはいかず、親についていくことになった。
姉は父親、妹は母親の方へ…
そう、これが地獄の始まりとも知らずに…
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ぺんぎん
ぺんぎん
はーい、どうもぺんぎんです☆
ぺんぎん
ぺんぎん
実はこの小説、アナログで既に何話か書いてるんですよねー。
ぺんぎん
ぺんぎん
とりあえずアイコンは今度描きます...タブン。
ぺんぎん
ぺんぎん
じゃーまたねんノ

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